聴けない人の種類「3.カタルシス至上主義型」

いつもありがとうございます。

どちらかというとエビチリより海老マヨの方が好きな、岩松正史です。

以前のBLOGで聴けない人のタイプが11種類あるとご紹介しました。

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Ⅰ.自覚ない群
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1.勘違い型
2.ロボット型
3.カタルシス至上主義型
4.分かったつもり型
5.会話泥棒型

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Ⅱ.自覚ある
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6.沈黙型
7.沈黙恐怖型
8.身近な人は苦手型
9.発展途上型

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Ⅲ.気にしない
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10.無関心型
11.初めから聴く気がない型

今回はその中の一番「3.カタルシス至上主義型」の解説です。

カタルシスとは哲学及び
心理学における精神浄化の意味として
よく使われます。

もともと

アリストテレスの詩学の
悲劇論にポボス(恐れ)とエレオス(あわれみ)
の感情を呼び起こすことで

精神を浄化する意味として
使われるようになったのが
はじまりといわれています。

その後、

精神分析のG.フロイトが
何かの代償行為によって
得られる満足感のことを
カタルシスと呼んだことで、

これが発展し感情を吐露し癒させることを
一般的にカタルシスと
呼ぶようになったのです。

・・・

私が新米カウンセラーだったころ
通っていたカウンセラー養成学校では
先生がよく

「話すことは悪い物を放すこと」

といっていました。

とにかく話してもらえるように
聴くことが大事だと教わったものです。

確かに理屈ではみんな納得していました。

でも実際には

「話したくなるように聴く」

のではなく、

「話すことを迫る」
「話すように誘導して無理矢理聴き出そうとする」

行為が横行していました。

それを見てゾッとしたのもきっかけで
本当の傾聴を知りたいと思ったのですが、

当時私自身がその誘導的で
聴き手都合の好奇心丸出しの聞き方を、
行っていた張本人でもでもありました。

「なんでも話していいよ。話すと楽になるよ。話しちゃいなよ、私は安全だから」

と強制的にうながす
カウンセラー(と名乗る人)の様子を見ていると、
なぜか

「吐け!吐けば楽になるぞ!」

と容疑者に迫る刑事ドラマの
とりしらべの場面が脳裏に浮かんでくるのです。

たくさん自分のことについて語ることで
ドーパミンが分泌されたと
研究いう結果もあるそうなので、

話すことがモチベーションや
癒しにつながることは間違いなさそうです。

でも

話すことが癒しにつながるからといって、
話させようとするのは間違いです。

傾聴の師匠からよく

「さきに行かない。深堀しない。そのままに寄り添って聴く」

といわれました。

早く気づかせようとか、
たくさん話させようとするよりも、
気づけない人や話せない人のそばにいる。

そのいいも悪いもなく
大事にされる体験をすることで
クライエントは話したいときに話し、
話したくない時に話さない自由を手に入れます。

その無意識の安心感が結果として、
より深い内面を話しせるようになったり、
気づきが生まれたりしやすくなるのです。

このタイプの人の口癖
「吐き出すと楽になるよ!」

カタルシスではなく、
「強引にカタラセテマス」に
ならないように注意しましょう。

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<<編集後記>>

きのうの夜、2日間の
大阪出張から戻ってきました。

初日に傾聴心理士養成講座最終日、
翌日に傾聴練習会と実用講師
のファシリテート会をおこない、
なかなか充実した2日間でした。

傾聴心理士の最終試験の
採点は終わっていますが、
まだ連絡のための準備が終わっていないので、
受講された方摩耗しばらくお待ちください。

ひさしぶりに朝、息子と散歩に出かけたら、
途中の幼稚園の園庭にある
満開だった早咲きの桜が
すでに葉桜になってちってしまっていました。

あすはまた寒くなるようですが、
苦手な冬が急速に終わっていくのを感じます。

今日もいい一日をお過ごしください!



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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)