傾聴ボランティア「聴き切れるならあとは自由」

いつもありがとうございます。

最近カレーにハマり気味の、岩松正史です。

毎月、特別養護老人ホーム(特養)さんに
傾聴ボランティアに行っています。

きのう私が担当したのは、
数か月前に一度お話を聴いたことがある方でした。

お話し好きですが認知症がすすんでいて
戦時中の疎開時の同じ話を
何回もくり返す女性です。

どれくらい同じ話をくり返すかというと
前回は1時間で20回以上でした。

本当に大切な気持ちがつまった
思い出話を聴くわけですから
私自身は30回でも40回でも
聴き切るのはかまいません。

でも、今回は同じ話を聴く中で
あえて関わり方をときどき変えてみました。

話をしっかり受け止めて聴くだけでなく、
その流れからときどき、
語られていない話を尋ねてみたのです。

<例1>
話し手「戦後、疎開先でお世話になった方に東京でお土産を買って持って行った」

(前回)
私「そうでしたか(気持ちではないのでくり返しはしないで続きを待つ)」
 ↓
(今回)
私「そうでしたか。どんなものを選んでいかれたのですか?」
話し手「そうね・・・なにをかったんだったかしら・・・(思い出そうとして考える)」

<例2>
話し手「兄弟が8人いるのよ」
 
(前回)
私「そうですか(気持ちではないのでくり返しはしないで続きを待つ)」

(今回)
私「そうでうすか。疎開後みなさん一緒に暮らされるようになったのですか?」

話し手「そう。みんなそれぞれの場所で苦労してきたから、みんな今でも仲良しよ」

同じ話を何度もされる方なので毎回質問をするわけではなく、
あくまで前回と同様の受け止めもしながら
1、2回試してみたという感じです。

今回やってみて思ったのは

語られていないことを尋ねてみることで、
いつもと違う自分を見つける機会になるので、
この聴き方もありだと思いました。

でも、同時に注意しないと
いけないと思ったこともあります。

何でも聴き手が自由に話を展開させていくだけでは
ダメだとも思いました。

では、どのような人は出ていない話にも
変えていって大丈夫かというと、

それは、

「同じ話が何十回くり返されても、ストレスなく寄りそって聴き切ることが出来る人」

です。

聴くのがつらいから話を変えようとするのは
寄りそうことではありません。

何十回、何百回でも同じ話に
ちゃんと寄りそえる人ならば、
自由な会話に広げていっても気持ちを
むげにすることはありません。

自由に質問したり出ていない話に展開させることが
いいか?わるいか?の問題ではありません。

聴いているとつらいから、
べつの話題を変えようとするなら
それはただ逃げているだけです。

でも、どんな話でも聴き切れる力がちゃんとあれば、
質問するもしないも話を展開させるもさせないも
自由に選択できるようになります。

「自分に安心して」聴き切れる力さえあれば、
あとは自由なのです。

基本的な聴く力がまだないうちに
場面ごとの対処法を考えても意味がありません。

聴き切れる安心感を自分の中にもてるよう、
基本をしっかりと身につけることが大切です。

<お知らせ>

いい距離感で安心して
人の話を聴く方法は、
傾聴1日講座でお伝えしています。
 ↓
http://bit.ly/2qvtDuo

<<編集後記>>

きのうは午前中からメンバー向けの
相談スキル研修をして終了後
みんなでカレーを食べにいきました。

最近、昼食を食べないので
お気に入りのカレーさんのランチを
食べる機会がありませんでした。

10年以上通っているお気に入りの
インドカレー屋があります。

ひさしぶりに食べにいったら、
「ひさしぶり~」とパキスタン人の
店員さんにいわれまして(笑)。

本当においしかったです。

ほんの数日前の土日にも
2日間で4回カレーを食べまして。

カレーライスでも、
スープカレーでも、
インドカレーでも、
カレーはおいしいと思い始めている
きょうこの頃です。

きょうは年末に大掃除をしないでいいように
一年かけてたまった家の
粗大ごみをかたづけをします。

今日もいい一日をお過ごしください!



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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)