傾聴が難しい一番の理由

いつもありがとうございます。

体の30%は麺で出来ていると思われる、岩松正史です。

傾聴では「寄りそい」が大事といいます。

寄りそうを一言でいうと

「相手の気持ちと同じ位置にいつもいる」

ことです。

極端にいえば、

相手がハイテンションのときは、
こちらもハイテンションに。

相手がローテンションのときは、
こちらもローテンションにいられる自分を持っておくことで
いつでもそばに寄りそいやすくなります。

ところが、

まじめな人ほど感情の起伏に
ついていくのが苦手だったりします。

なぜなら、

人間には誰しも「心のフィルター」があり
起伏をブロックするからです。

心のフィルターのことを
「準拠枠(じゅんきょわく)」「内的照合枠」
といいます。

もう少しわかりやすく言うと、
「個性」とか「キャラ」というと
イメージしやすいでしょうか。

仮に今回は準拠枠に統一することにします。

とにかく、

「自分の内面がどこまで、どのように受け止められるかの感情的な幅」

のことを準拠枠といいます。

・・・

聴くのがムズカシク感じる一番の原因は
この準拠枠をうまく取り扱えないからです。

傾聴のトレーニングで最も重要なのは
自分の中にある準拠枠に気づき
その許容範囲を広げていくことです。

自分の中の準拠枠が広けれれば
スキルも無理なく使えます。

そしてスキルがなくても
準拠枠の許容範囲内であれば心穏やかに聴けます。

つまり聴くことへの悩みがなくなります。

でも、。

準拠枠が狭いといくらスキルを
上手に使おうとしても、
聴いている態度を示そうとしても
違和感しか残りません(お互いに)。

そして、

本当は自分の準拠枠の問題なのに
違和感が続くと人はその苦しさから逃れるために、
「傾聴は難しい」「傾聴はおかしい」
と傾聴のせいにして聴くことを諦めてしまったりします。

聴くためには練習は確かに大事です。

でも練習で大事になのは
上手にあいづちやくり返しを
いられるようになるとではありません。

自分の中の準拠枠を広がるような
練習になっているかが大切です。

自分の外側について考えるよりも
自分はどこまで受け止められるのか?

自分の内側を理解する練習をしていると
楽に聴けるようになります。

ロジャーズの言葉です。

「私が自分自身との間に援助的な関係を形成することができるならば、自分自身の感情に感受性豊かに気づくことができて、それを利用することができるならば、私は他者に対しても援助的関係を作ることができる可能性が高まる。(中略)それは、私との関係において他者の成長を促進しようとするのならば、私が成長しなければならないと言うことを意味している。(1958年C.ロジャーズ)」

「成長」と言われると何か右肩上がりに
上を目指していなかければいけないように
勘違いされそうですが、そうではありません。

セラピーやカウンセリングは
クライエントが楽になるための支援ですから、
ここでいう「成長」を「楽」に置き換えても
意味は同じです。

「成長=聴く人自身が楽になっていくこと」

です。

自分を楽にできる人が、人を楽にできる人。

いいときも悪いときも
自分に寄りそえる人が
他の人にも寄りそえる人。

準拠枠を広げる練習をすればするほど
聴く人自身が楽になり傾聴が
難しくなくなっていきます。

ただ、

自分の内面に向きあうこと自体が苦手で
勇気が必要な人もいますかから、
まずは本当に傾聴したいのか?

傾聴したくない(かもしれない)
自分の心の声も聴きながら
よく自分と相談してみてください。

<お知らせ>

「傾聴は聴く人を楽にする!」
その実体験をお伝えしたくて
15年間、傾聴一筋にお伝えしています。

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10月12~14日東京開催
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<<編集後記>>

きのう昼過ぎに講演を終えて
福山から広島に移動してきました。

先月も2日間来たので、
だいぶ広島市内の移動に
慣れてきましたね。

行こうと思っていたラーメン屋が
営業日のはずなのになぜかしまっていたので、
プランBに切り替えて

お好み焼きを食べてきました。

みっちゃん、
よっちゃん、
ふみちゃん
八昌、
川総・・・

「ちゃん」が多いですね(笑)。

だいぶ周りましたが、
まだまだ発掘のし甲斐があります。

今日は呉で講演をして、
あす高松に移動します。

今日もいい一日をお過ごしください!




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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)