傾聴したいなら投影癖に気づく

いつもありがとうございます。

傾聴スキルにくり返しがあります。

「くり返しは効果がない」
「くり返しはある」

「くり返しはおかしい」
「くり返しはおかしくない」

そんな議論をしている人を
ときどき目にします。

いいもの悪いもの探しをしたくなるのは
人間の性ですね。

でもくり返しがいいか悪いか考える際、
抜けている視点があります。

「自分のレベルは果たしてどうか?」。

くり返しにはレベルがあります。

色々なレベルの分類の仕方が出来ますが
例えばこんなレベルに分けることもできます。

【レベル0】
事柄も気持ちも聴き分けしないまま、ただ何となくきこえてきたワードをくり返しているだけの状態

【レベル1】
気持のワードを聴き取り能動的にくり返そうという意思をもってくり返しを入れている状態。

【レベル2】
くり返しながら、緊張、ぎこちない、前のめりになりそうな自分に意識を向け、自分をリラックスさせながらくり返しが出来ている状態

【レベル3】
相手が感じている世界を共に感じながら、「あなたがそう感じている」と相手が感じている感覚をつかみ取った時、自然とくり返しが出てくる状態(「あなたが」どう感じているかの理解)

【レベル4】
対話の中から自分の受け止めた感覚が、相手が感じている感覚と同じか?近いか?ずれはないか?こちらの受け止めを確認する意味で出てくる状態。(「私はあなたの伝えたい感覚を十分に感じとっているか?」の確認)

・・・

自分のレべルを棚に上げ
くり返しがいいか悪いか
論じても意味がありません。

このように自分の中の問題を棚上げして
外(他人)の問題にすり替えたくなる
人間の中にある当たり前の無意識の心理を
投射(投影)といいます。

カウンセリングするということは
クライエント自信で問題を抱えて、
付き合い、向き合えるようにすることです

問題をカウンセラーに投射されたものを、
もう一度クライエント本人の中で
抱えられるように支援するのが
カウンセリングの目的です。

そのとき

カウンセラーの方に投射癖があると、
問題の本質ではない外のものに
意識が向きがちになってしまいます。

カウンセリングする人ほど
自分の投射癖に気づきましょう。

そして、

問題を外のせいにせず、
自分の問題であると所有する
習慣を持ちましょう。

そうすることで、

本当は自分の中の問題なのに
答えを外に求め、

内側の解決をせず
表面的な方法ばかり考えてしまう

薄っぺらで軽いカウンセラーを
卒業することが出来ます。

「答えは自分に中にある」

つまりそれは

「問題も自分の中にある」

と認めることが始まりです。

逆に言えば

「自分には問題がない」

と思いたがる人ほど、
答えを外に求めたがる傾向があります。

外のせい、人のせいにしているうちは
成長も問題解決もありません。

「くり返しがおかしいのではない。くり返しをしている自分のレベルがまだ低いのだ」

そう素直に認めたところから
成長と解決は始まります。

そのためには

日常生活の中で
投射をしない&投射している自分に気づき認める
練習をすることです。

そうすれば問題をちゃんと所有できた分
成長することが出来ます。

よかったらやってみてください。

追伸:
傾聴サポーター養成講座は
次回、10月12~14日東京開催です。
 ↓
http://bit.ly/2qJDa6f

<<編集後記>>

きのうは6か月に及んだ
傾聴心理士養成講座第1期の最終回でした。

認定試験も無事にパスされて、
新しい傾聴心理士が誕生しました。

終わった後はおいしい中華料理屋で懇親会。

やり切ったっとのビールの味は
最高だったようです(笑)

今週末は講師養成講座。

また新たなチャレンジに挑む皆さんと
真剣にそして楽しく向き合います!

今日はその準備の日。

今日もいい一日をお過ごしください!




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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)