成長するための一番手っ取り早い方法

いつもありがとうございます。

気づいたらメルマガが1500号を超えていた、岩松正史です。
(1694号)

7月から今まで傾聴練習の経験を積んできた
傾聴心理の有資格者のみを対象に
新し講座を始めました。

深い共感力を身につけるための

「絶望クラス」

という怪しいネーミングの講座です(笑)。

傾聴の「応用」練習の場であります

守破離の「破」に該当するこ応用の講座は
傾聴をお伝えし始めて14年間、
協会を設立して4年間
まだ早いと思ってずっと
封印してきました。

なぜ封印してきたかといいますと、

私は普段自然にやっているように見えて
でも、かなり慎重にやっているこのことを
どう伝えたら誤解と混乱を招かずに
ちゃんと伝わるか???

下手にやるとそれまで積み上げてきた
型が崩れて適当な聴き方になりかねません。

相当悩んで決めました。

私にとってもチャレンジングな企画です。

深い共感のためには
深い応答がなければできません。

そこで、

「受けとめの確認」

に特化した応答練習をします。

通常、伝え返しで行っている確認と、
受け止めの確認の違いはこんな感じです。

<伝え返し>
「あなたがおっしゃりたいことはこういうことでしょうか?」
「あなたが感じていること感じでしょうか?」
「あなたが感じている意味はこのようなことでしょうか?」

相手が思っていること、
感じていることの理解に努めます。

「受け止めの確認」は
似ているようでかなり違います。

主体が話し手から「私」に変わります。

<受け止めの確認>
「私は、あなたが感じている感覚をしっかり感じとれているでしょうか?」
「私は、あなたが感じている意味をちゃんと理解できているでしょうか?」
「私は、あなたが言わんとするニュアンスをしっかり感じとれているでしょうか?」

「私が」あなたのそばに
ちゃんといるかどうか?
(精神的、感覚的に)

確認する意味合いを込めて、
(レベル2の)伝え返しや要約を行います。

伝え方は疑問形でも肯定形でも
どちらでもいいですが
全ての関りは、

「Feeling check」
(『私の』感じとれ具合の確認)

の目的で伝えます。

相手が使った言葉であるかより、
聴き手が受けとめた感覚を
軸にして確認していきます。

そこがまた傾聴が出来ていない人が
ただ言葉を変えてしまうのと
区別がしにくいので注意が必要でした。

この絶望の練習をある程度
トレーニングを積んできたメンバーと
数か月行った結果、
ある発見をしました。

その発見は、

「基本が出来ていない人には絶対うまく出来ない」

ということです。

ここでいう基本とは

1.ペーシングで踊りながら意識的かつ自然にあいづちで話を聴けること

2.感情ワードの聴き取りが出来、相手が使った言葉でそれを自分が必要と思うときに自由に発話出来ること

3.話し手が使った言葉を使って、会話全体を通して言わんとする全体の意味を伝え返し(レベル1)出来ること

この3つがちゃんとできていないで
聴き手の感じ方中心に聴くこと、
あいまいで適当になりなんとなくの
傾聴になってしまうことが確認できました。

基本が出来ていない応用は、
日常会話と対して変わらない自己満足だけの
モヤモヤしたものになってしまうのです。

深い共感は意識して
あいづち、くり返し、要約を
入れている段階ではまだ実現できません。

でもだからと言って、

その基礎となる型を飛ばして
自然さと感覚だけでやると、
型崩れの適当な傾聴になってしまいます。

基本が出来ている人は
以下のような選択が出来ます。

・ペーシングで踊れるけれど今は踊らない
・このタイミングでくり返しのワードを入れられるけれど入れない
・断定形で要約出来るけれど、あえて疑問形で返す
・相手が使った言葉で応答できるけれど、今は自分が感じ取ったほうの言葉で言ってみる

この基本的なことが

「出来るけれどやらない」
「言えるけれど言わない」

出来るけれどやらない
選択の余裕を作ってくれるのが
基本練習です。

「出来る」かどうかは、
頭で知っていてもまったく意味がなくて
実際にやってきた経験がないものは
まったく使い物になりません。

今回の対象メンバーは最低半年、
長い人で5年以上基本のトレーニングを
積み続けてきた人たちだからこそ

型を崩しても背骨となる
大事な部分からはそれず
絶妙なバランスをとって
できたのがよく分かりました。

みなさんがあまりにもすんなり
バランスをとれたのが意外でもあり
これまでやってきたことが間違いではなかった
確認にもなり、とても有意義な講座でした。

多くの人は上手になるための
上達のポイントだけを知りたがります。

早く応用して自然に上手にできている
自分にショートカットしたがります。

でもポイントも練習を
積んでいない人は使えません。

成長するための
一番手っ取り早い方法。

それは基本にとことん
こだわることであります。

当たり前だけれど出来ていないことの中に
答えはよくあります。

いかがでしょうか?

これをお読みいただいているあなたは、
基本をしっかり身につけているからこそ
後になってそれがさらなる成長につながったと
感じたことはありますか?

<お知らせ>

聴き上手になるための
傾聴サポーター養成講座は
9月21~23日大阪開催です。
 ↓
http://bit.ly/2qJDa6f

<<編集後記>>

きのうのは3回コースの
絶望コースの最終回でした。

終わったみなさんの感想は
「楽しかった!」でした。

絶望した楽しめるとは
みなさんつわものであります(笑)

今日は自宅でやること諸々、
来週から大きなイベントが2つ続くので
それの準備も必要です。

あと1か月、10月中旬まで
ほぼ無休で頑張ります。

今日もいい一日をお過ごしください!




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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)