人を救いたい人、自分を救いたい人

いつもありがとうございます。

シャワーを浴びながら文章を書く技をあみ出した、岩松正史です。

弱いイワシ(鰯)が海の中で群れをなして泳ぐのは、
自分を守るためには群で行動したほうが
得だということを本能が知っているからです。

また自分を守るということは
結果的に群れを守ることになり、
種を守ることにつながります。

それは見方変えれば、自己中心になることが、
他者のためにもなっているといえなくもありません。

自己中心に生きている人も
結局、人のためにもなっているのです。

個人的には、きっと本能は
個人の自我を超えて、種の維持のために
動いているのだろうなと思ったりしています。

だから、

本能的であれ無意識であれ
「種の維持」最優先ですからそのために必要とあらば、
他人の手助けをしたくなるのも当然です。

ただ、

大脳が発達した人間の場合
本能的にそれをしている部分と、
大脳で意識している部分とに分かれているのが特徴です。

どちらにしても、
「人のためになることはうれしいと思う。なぜならそれは自分のためだから」
というのが無意識の動機です。

・・・

話は変わりますが、

私は誰かの話を真剣に聴くとき
その人の役に立ったらいいなという
「願望」を持ちながら聴いています。

でも実際に役に立てるかどうか
「結果」はどうなるか分かりません。

願うのは自由だけれど、
叶うかどうかという結果とは無関係です。

また、

役に立てない結果だった時に、
だからといって自分という人間がダメな人間かとか、
どこか足りない人間かということは
まったく関係がないことです。

・役に立ちたい「願望」
・役に立てなかった「結果」
・役に立てない自分はだめな人間かどうか考える「自分」

よい結果になることを「願う」ことと
期待する結果が「得られる」と言うこと間には
まったく関係性がありません。

いくら願っても期待する結果が得られない
なんてことは日常茶飯事で起きます。

また、

(双方にとって)期待する結果が得られなかったといって、
だから自分がだめな人間かどうかと言うことも
全く関係がありません。

ダメと考えることもできれば、
ダメと考えないこともできます。

このように、

願望と結果、
結果と自分、
自分と相手

本来全く関係がないもの同士を
あたかも関係があるかのように思い込むことで、
不要なストレスが増え悩みが増えていきます。

願望は願望、
結果は結果、
自分は自分、
相手は相手

それぞれ関係がないものはちゃんと
分けておくことでストレスが減ります。

人のためになればいいと意識下で思っていることは、
実は自分のためなんだとわかっていれば、
願望、結果、自分、相手を癒着しようと思わないのです。

ところが、

「人のためはいいけれど、自分のためはダメである」
という風に自分をおざなりにしていると、

「自分ため=汚らわしいことだ」

と意識にブロックが入り、
自分ためであるという事実を湾曲し
無視することでアンバランスになるのです。

でも本来、人のためと自分のためは
まったく同じことですから、

人のためだけを肯定して、
自分のためを否定すると自己矛盾が生じ、
ストレス、悩みが生まれる方向に
人間関係が向かって行ってしまいます。

悩みの本質も全く同じです。

相手と自分というのは全く同じ存在ですから、
相手との関わり方に悩んでいると人は、
自分との関わり方に悩んでいる人です。

でも、わが身の問題であると
捉えてしまうと辛くなるので、
自分以外の他者や他の出来事が問題であるかのように
投影し転嫁することで苦しみを避け自分を保っています。

苦しいから投影しているので、
無理に気づき認める必要はありません。

でももし可能なら、
人間関係の悩みの本質は全て

「他人と自分は同じ価値(存在?)である」

知っているだけで問題の本質を
把握できている分、心が少し軽くなるでしょう。

人は人、自分は自分。

そして人と自分は同じもので、
同じ価値がある

のであります。

つまり他人を救いたい人は、
自分を救いたい人なのであります。

<お知らせ>

気持ちをちゃんと受け止める傾聴を学ぶ
傾聴サポーター養成講座は
次回9月21~23日、大阪開催です。
 ↓
http://bit.ly/2qJDa6f

※会場の広さの都合で、残り2席です。

<<編集後記>>

きのうは広島県の三次市で傾聴の研修を
させていただきました。

きょうは広島市内で同じ研修の2回目です。

来月もの2日間広島に来て
2日間別の場所で研修をします。

広島県全域を4つに分けて主要な
社会福祉協議会さんにみなさん集まっていただいて
傾聴をお伝えしていきます。

こんな風にして、
聴くことは苦しいことだとか、
傾聴は修行だという誤解を解いて、

楽に聴けるほど聴き上手になる
本当の傾聴をお伝えできるのが
楽しみでもあり幸せでもあります。

このような機会をいただけることに感謝です。

今日は2日目の研修。

それが終わったら東京に帰ります。

今日もいい一日をお過ごし下さい!




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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)