「答えは自分の中にある」ということは裏返すと・・・


いつもありがとうございます。

午前様で帰宅してから一人焼き肉を焼いた、岩松正史です。

相手の気持ちに寄りそって傾聴するなら
話し手が話すトーン、声色、スピードなど
あわせるペーシングをするところから
練習は始まる。

話し手に自分を合わせようとすることで
寄りそうと同時に気持ちを
体で感じとりにいく。

話し手が落ち込んでいる人なら
こちらの声色も落ち込んだ一になる。

でも、落ち込んでいる人の様子に
合わせてしまうと余計に話し手が
落ち込んでいってしまわないか?

とう心配する人がいる。

でも、そんなことはあり得ない。

なぜなら、

話し手はすでに落ち込んでいるから。

いまいるそのままの状態を
表現しているだけ。

では、落ち込んでいないのは誰か?

それは、話を聴いている
あなたの方です。

聴き手はもともと
落ち込んでいない元気な位置にいる。

落ち込んでいない聴き手が
落ち込んでいる話し手にペーシングすると
聴き手は落ち込んでいない状態から
落ちていかなければいけなくなる。

聴き手は落ち込んではいなかったわけだから、
これから下に落ちていく感覚になる。

それが怖い。

「このまま『自分が』落ちて行ってしまったらどうしよう」

と戸惑う。

無意識の防衛反応は
落ちていく自分を認めるのが怖い。

だからその恐怖を話し手のものとして
投射し、自分が怖いのではなくあたかも

「相手が落ち込んでしまうのはかわいそうだ」

と問題をすり替えることで
自分を保とうとする。

投射(投影)が起きる。

だから、

ネガティブな状態に
付きあいにくさを感じたときは
相手にとってどうかを考えるのではなく
怖がっている自分に気づき認めよう。

そしてまずは、

どこまでも落ちることが
出来る自分を作ろう。

そのうえで、

実際の現場では

「今回は落ちるか落ちないか?」
「どこまで落ちるのに付きあうか?」

選べばいい。

そもそもまだ落ちることが出来ない人が
落ちることがいいことか悪いことか
議論しても始まらない。

落ちられる自分を作ってしまえば、
その疑問すらわいてこない。

こうして話を聴く人はいつも
自分の在り方を突き付けられる。

人のためを考えるのは楽。

でも本当に相手を支えたいなら、
相手のためが何かよりも、
相手と向き合う自分はどうなのかを考えよう。

それが出来れば人付き合いは楽になるし、
本当の支援にもなりやすくなる。

自分の内側にある問題を
相手の問題であるかのように投影しているうちは
いい支援にはならない。

いつも答えは自分の中にある。

つまり、言い換えるならそれは、
問題もいつも自分の中にあるということ。

<お知らせ>

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<<編集後記>>

きのうは飯田橋で
傾聴1日講座実用を開催していました。

最近東京で講師を担当することが少ないですが、
たまにやると面白いですね。

また「一致」を熱く語ってしまいました(笑)

今日は息子とイベントに行きます。

これを書いたらすぐに出なければ!

今日もいい一日をお過ごしください!




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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)