傾聴ロールプレイ時のオブザーバーの役割

いつもありがとうございます。

スイカよりメロンが好きな、岩松正史です。

傾聴のロープレイ練習における
オブザーバーの役割は重大です。

オブザーバーの時間は感想をいうことでも、
休憩時間でもありません。

オブザーバーの役割は
「聴き手を全身全霊支える」ことです。

・聴き手が設定した課題に対して、出来ているところと出来ていないところを伝える。
・聴き手が自覚出来てない、改善が必要と思われるところを伝える

でも、

これだけなら特に普段みなさんがしている
普通のオブザーバーと変わらないように
見えるかもしれません。

大事なのはここからです。

「必ず聴き手が受け取れるように伝える」

そこに高い傾聴力が求められます。

オブザーバーは聴き手役のための
カウンセラーと同じです。

一般的に傾聴では「褒める」ことはしません。

オブザーブするときも、
出来たところを褒めるのではなく、
聴き手の願いが叶っているなら
そこを明確にし共感的にしっかり「支持」します。

出来ていないところや改善点を伝える時は、
聴き手がスッキリ受け取れるように
伝えなければなりません。

未熟なオブザーブによくみられる現象は

・最初にとりあえず少し褒める
・その後気づいた点、改善点を集中砲火で思いつくまま全部伝える
・「多分クライエントはこう思ったはず」と聴き手と話し手の中にだけあった関係性を無視して推測し、感想を言うだけ分析者、評論家になる

褒めるが10%、指摘・感想が90%
になっている人をよく目にします。

これは最悪です。

脳にとって他人の
欠点を指摘するのは快感です。

また、

脳は気になったことは、
全部言いたくなります。

自分の欲求を満たすための
オブザーブになってはいけません。

オブザーバーには自分の心を対話する力と、
実際にやり取りするスキルの両方が求められます。

オブザーブするときに大事なのは

1.聴き手役が受け取れているかに集中していること
2.聴き手が受け取れる量に、絞って伝えること
3.聴き手が受け取れる形にして渡すこと
4.スッキリ伝わっていない時は、その気持ちにしっかり関わること

オブザーバーはご意見番、
評論家ではありません。

ましてや休憩時間でもありません。

オブザーバーは大役です。

・聴き手がモヤモヤ引っかかっていないか?
・混乱をしていないか?
・正論で論破していないか?

オブザーバーは繊細に
感じ取って関わる高い傾聴力が求められます。

むかし私自身が師匠から傾聴を学んでいた時に
1番緊張して嫌だったのがオブザーバーでした。

いかがでしょうか?

これをお読みいただいている方の中にも
傾聴のロールプレイ練習をした
経験がある方がいるかもしれません。

オブザーバーになったとき
ほっとして傍観者になった気分に
なっていませんでしたか?

もしそうなら、

傾聴の一番練習になるところを
サボっていたということで、
とてももったいないことです。

これからは
意識を変えて取り組みましょう。

<お知らせ>

人生で習ったことがない聴き方の学校、
傾聴サポーター養成講座は、
以下の日程で開催です。

7月13~15日 大阪
8月10~12日 東京

http://bit.ly/2qJDa6f

<<編集後記>>

きのうは定例の高齢者住宅さんでの
傾聴ボランティアに行ってきました。

そろそろ1年になります。

先方もいつも楽しみに待っていてくださり
お互いにいい時間を過ごすことが出来ます。

管理人さんがとても協力的な
方なのも助かっています。

いままでは傾聴のトレーニングを積んだ
協会のメンバーを中心に活動してきましたが、
来年からは同じ千代田区内で、
傾聴ボランティアの育成をして、

裾野を広げて行けたらと思っています。

今日はこれから傾聴サポーター養成講座で
大阪に向かいます。

今日もいい一日をお過ごしください!




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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)