相手の立場で考えてはいけない理由

いつもありがとうございます。

地引網を10分引いて筋肉痛の、岩松正史です。

「相手の立場で考えましょう」
とよく言われます。

でも私自身は話を聴いている最中、
相手の立場ではまったく考えていません。

むしろ、

相手の立場になって
考えようとするからこそ、
余計聴けなくなるのだと思っています。

「立場」を同じにしようで
うまく租借できる人もいるのですが、

多くの人はその表現がために
誤解して余計におかしくなります。

おかしくなる原因は、

相手と同じ立場に
「自分」を置いてしまうからです。

・・・。

なぜ人は知識や経験が豊富な
成功している人と同じように
振舞うことが出来ないのでしょうか?

それは、

人それぞれ、
思考、感情、性格、価値観
などが異なるからです。

仮にAさんという
クライエントがいたとしましょう。

聴き手自身の
思考、感情、性格、価値観は
「自分」のまま、

「立場」だけAさんと
置き換えたらどうなるでしょうか?

たとえばそれが困難な場面であれば
その場面に対応する登場人物は
もはやAさんではなくあなたです。

それは聴き手が、

「私だったらどうするか?」

考えているだけで、
相手を理解しているとは言えません。

「立場」だけAさんと入れ替えても、
思考、感情、性格、価値観が
Aさんになっていないなら、

あなたであれば出来ることを
アドバイスされても、
Aさんには何の役に立ちません。

もし、どうしても
「相手の立場になる」
という表現を使うなら、

状況だけでなく同時に

「思考、感情、性格、価値観的な立場」

も相手と同じものに
入れ替えて考えないと

本当の意味で相手の立場が
分かったとは言えません。
「相手の立場になって考えよう」

という表現はどうしても
状況だけ置き換えようとする
間違った理解を人々に呼び起こさせます。

なので、お勧めしません。

では、どうすればいいか?

おススメなのは、
相手の立場で考えるのではなく、

「そのような思考、感情、性格、価値観の動き方の特徴がある人であれば、どのように思考し、感じ、受け止め、行動が負担なく起こせるだろうか?」

という風に、

自分と相手は全く違う
人格の持ち主であるはずという前提で
相手を分かりに行くことです。

同じになろうとするのではなく、
違う人間であると深く理解する。

すると狭い「状況的な立場」でなく
「思考、感情、性格、価値観的な立場」
の理解が伴った「相手の立場」に近づきます。

そのとき、
相手の感情を知るための聴き方
傾聴が役立ちます。

私自身はいつも、
相手の立場を理解しようとは一切しません。

「この人は、どのような思考の持ち主か?」
「この人は、どのような感情の持ち主か?」
「この人は、どのように動ける人か?」
「この人は、どのような性格の持ち主か?」
「この人は、何にこだわり、何にこだわらない人なのか?」・・・

自分とは全く違うはずの、
相手への人間的関心で聴いています。

そして、

「あなたであれば、当然こうする(考える)に違いない」

と、

「あなたであれば」が自分の中に
深く落とし込まれた状態、

それが相手の思考、感情、性格、価値観的な立場に
「なってしまっている」状態です。

そこから発せられる言葉には
深みと重みがあり、
「相手にとっての現実味」が増します。

相手の人間的な立場を理解したいなら、
状況的な立場で考えない。

「相手の立場」という言葉を
広い意味でとらえましょう。

<お知らせ>

意味や価値で理解する聴き方は
14年間傾聴1日講座でお伝えしています。

・東京 5月11、15日
・大阪 5月22日
 ↓
http://bit.ly/2qvtDuo

<<編集後記>>

連休最後、きのうは息子と
海に地引網を引きに行ってきました。

小魚何十キロに加え、
鯛、カマス、カレイ、イカ
などが獲れました。

一部持ち帰り自宅で
三枚おろしに調整しました。

三枚おろしの失敗の模様を動画にしたので、
よろしければご覧ください(笑)
 ↓
『地引網で獲った魚を素人が三枚下ろしに失敗し、小魚の唐揚げを作り、カマスのフライを揚げるまで』

今日もいい一日をお過ごしください!



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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)