「伝わらない伝え方」に無駄な労力を使っていませんか?

きのうは家族と動物園に行ってきました。

しかも夕方からです。

夏休みの時期だけ、

夜でもやっている動物園があるんですね。

そこで夏休み企画で

「恐竜ショー」

と、いうのがあるということで、

4才の息子がぜひ!

というので見ることにしました。

会場に行くとまだ開始20分前なのに

大勢人が集まっていて、

みなさん場所とりをしていました。

まだ来たばかりで他の動物も見たかったのですが、

どんどん混んできそうなので場所取りをして

時間まで待つ事にしました。

しばらくそこにいたら、

職員の方が後ろの方から声を出し

こんなアナウンスをしていました。

「本日たくさんのお客様がいらっしゃいます。

 どうぞお席の方ご協力お願いしたます!」

何回も何回も大きな声で、叫んでおります。

たぶん・・・

野外の地べたにすわっていたので、

後から人が来ても入れるよう後ろの方を開けるため

できるだけ前に詰めて欲しい

ということを伝えたいのでしょう。

でも、

「どうぞお席の方ご協力お願いしたます!」

という言い方で、

果たしてそれは伝わるでしょうか?

会場時間が近付くにつれて、

数名いた職員さんが同じ言葉をくり返したのですが、

広い会場で大きな声を出して大変でしょうに、

ほとんど効果は出ていませんでした。

頑張り損だなぁと思いながら見ておりました。

・・・

私なら「立ち位置」「言い方」を、

こんな風に変えてみたいと思います。

--------------------
1.立ち位置
--------------------
後ろからではなく、みんなが見える

前に立って注目を集めてから

話しかけるようにします。

私自身いろいろな講座をやったり、

参加したりしてわかることは

後ろから話しかけられるとストレスを感じる、

または脳に一切届かないということです。

誰が話しているのかが見えていることは重要です。

--------------------
2.言い方
--------------------
まず、立ち位置を変えたうえで次は言い方です。

人間は、お願いされることよりも

自分の得になると思うとすぐに行動します。

ステージよりに前に一歩でて詰めて欲しいなら、

そうすることが得だ

と、感じてもらうのが一番です。

ですので例えばこんな言い方ならどうでしょう?

「まもなく開園時間です。恐竜がここ(ステージ)に
出てきます。より近くで迫力を感じていただくために、
一歩ずつ前に詰めましょう」

と、いって

「こちらもうちょっと前に」

と実際に動くところまでサポートして。

最後に一言、

「ではみなさま、大迫力で恐竜ショーを
 お楽しみ下さい!」

ポイントは

「より近くで迫力を感じていただくために」

という表現です。

早く来て席取りするくらいの人は、

もともと近くで見たがっている人です。

そして、そこに来る全員が恐竜を見たいと思って

来ているのですからより近くで見れるようになって

自分の願いがかなうのですから、

前に一歩出て不満を持つ人はいません。

ではなぜ最初から前に詰めめないのか?

それは、

「自分のスペースを確保しておきたいから」
です。

人により差があるものの人間は

周囲60センチ~100センチ以内に他人が近付くと

緊張しストレスを感じるといわれています。

防衛本能の一つですね。

ですから余裕をもって場所取りするわけです。

天秤で例えるなら2つの気持ち

1.「自分のスペースを確保しておきたい」

2.「恐竜を近くでみたい」

の力関係のバランスを変えてやることで、

最初右上がり(1が強い状態)だった天秤が

自然と左上がり(2が強い状態)に変わります。

お願いするんじゃなくて、

自然とそうしたくなるようにするんですね。

・・・

そんな風にきくとなんとなく

心理操作されているように思うかもしれませんが、

そうではありません。

誰か一人が得をして、

別の人が損をするようなやり方ではなく、

みんなが喜べる

「三方よし」

の状態を作ればみんながハッピーになります。

さきほどのようにしてあげれば、

職員さんの無駄な労力も減るし、

子供たちも喜ぶし

連れて行ったお父さんお母さんも
よかったと思えるでしょう。

どれだけ気持ちを込めて

大きな声を出したとしても

それがあなただけの独りよがりな思いであれば、

伝わらないものは、伝わらないのです。

ポイントをまとめると

1.視界に入る
2.前に出たくなるタイミング(始まる直前など)
3.願いを叶えるためであることを伝える
4.実際に行動することろまでフォローする

・・・

家庭で、職場で、

何回も同じことを言っているのに

相手に思いが伝わらない。

相手の行動も変わらないと

不満をもっている事はないでしょうか?

それはもしかしたら、

相手がその気になる伝え方に

なっていないのかもしれません。

<お知らせ>

8月の講座(傾聴&記憶)はほぼすべて満席になりました。
8月22日の傾聴だけ、まだ若干席があります。
9月10月も開催していますので、そちらもお越しください。
 ↓
http://goo.gl/GN31na

自分の心の声を聴き、人の心を聴く
・ 傾聴1日講座(基礎) /毎月開催中

脳と心を鍛える無料メール講座
・ 傾聴のつぼ入門編
・ 記憶のつぼ入門編

岩松正史のアクティブ・ブレイン関係のセミナー

・ 初心者のための記憶術
・ アクティブ・ダイエット
・ アウトプット読書法
・ 夢実現講座

著書「聴く力の強化書」 /自由国民社
聴き手育成プログラム(企業向け)

メルマガ「毎日2分!傾聴三昧」