誰のためにくり返すのか?

いつもありがとうございます。

忘れ物と探し物をくり返すのが趣味の、岩松正史です。

・・・

「くり返し有効ですか?」
「くり返しすることに違和感あります」

そういう感想をよく耳にします。

でも、くり返しがいいか悪いか?
という議論にはまったく意味がありません。

大事なのは、くり返しの優劣ではなく、

そもそも何のためにくり返しているか?

動機が一番大事なのですから。

動機がしっかり定まっていないのに、
手法の良し悪しだけ論じても意味がありません。

・・・

練習初期段階では、くり返しを

「入れる」

練習をどうしてもします。

それは、まだ未経験な人は、
くり返すという行為そのものを
体験する必要があるからです。

でも、くり返しを

「入れる」

と思ってしているうちは
効果的なくり返しにはなりません。

くり返しは、

「意思をもって自然と出る」

ようになって、初めて意味を持ちはじめます。

「入れる」くり返しは、さらに大きな
目的のための一つのプロセスにすぎません。

また

「相手に、理解しているということを伝えよう」

と思ってくり返すこともあります。

それもまた

「理解しています」を伝えようと思っているうちは
さほど深く効果的なくり返しにはなりません。

理解していることを伝えるくり返しもまた
さら大きな目的のための
一つのプロセスにすぎません。

では

さらに大きな目的とは何か?

人それぞれ違っていいでしょうが、
私の場合は、

「入れよう」「理解してますを伝えよう」以上に
「自分人が深く感じとるため」
という目的があります。

話を聴きながら、

・相手が大事だと思っている感覚(感情)を感じとれると、くり返し「のような」ものが自然と口から出てきてしまう。

(くり返そう→ 感じたことが出てくる)

そしてもう一つは、それと関連して、

・感じたことを言語化してくり返すことで、「自分の心に」より深く刻まれる

のです。

この2つの連鎖ために、「くり返しすることになる」のです。

ちょっとわかりにくい表現ですね。(汗)

少し平たく表現するなら、

・感じるためにくり返さざるを得ない
・感じとったことをくり返すことで、自分の中に感覚を深く植え付けることができるからくり返す

という感じです。

この2つの連鎖が自分の中で起きている時、
より深く話し手の感情的な理解が進む感じがします。

そして、実際にありとりしていても
相手と深くつながっていける感じがするのです(私は)。

・レベル1のくり返し:くり返しを入れよう
・レベル2のくり返し:理解したことを伝えよう
・レベル?のくり返し:深く感じ取れた相手の感情が口から出てしまう&くり返しながらさらに深く感じとっていく

つまり、相手のためのくり返しというよりは、
自分のためのくり返しという
要素がかなり強いです。

くり返しに限らず、
私はいつもこう思っています。

自分の為になることがちゃんと出来ていれば、
人の為になることが自然に出できるようになるはずだと。

くり返しの練習は確かに少し不自然な
レベル1から始まります。

でも、そこは入り口であり、
最終目的地ではありません。

入り口に立っただけで、
全体をおかしいというのもおかしな話です。

自分のためのくり返しを目指して、
やってみてはいかがでしょうか?

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