友人の悩みを上手に聴く方法

聞き上手を目指す傾聴の講座には、精神疾患を患っている友達の話をちゃんと聞きたいと願ってくる人もときどき来ます。

家族との関係もよくなく、お医者さんとの信頼関係もなく、理解者がいないということで、友人に話を聞いてほしいと連絡が来たりするのです。

・あなただけが頼り
・あなただけが私のことをわかってくれる
・あなたしかいない

そんな風に言われたら、やはり力になってあげたいと思うのが人情です。

でも、話し相手になるのも2、3回ならいいでしょうが、心の拠り所のない人は、以降も何度も何度も頼ってくるのでしょう。

最初は力になりたいという純粋な思いで話し相手になっていた友人も、ネガティブな話を5回、10回・・・と聞かされていると、疲れてきてしまいます。

デリケートな話題になんとコメントしていいかもよくわからないし、負の感情を受けるばかりで、だんだんと話し相手をするのが辛くなり、助けを求める友人からの呼び出しのベルが鳴るたびに、ドキッと緊張するようになってしまいます。

「自分の聴き方が上手じゃないから、辛くなるんだ」

と思い話を上手に聞けるようになれば、マシになるような気がして傾聴の講座に来たりするのです。

でも、残念ですがその発想は間違いです。

相談されやすい人がまず身につけなければいけないスキルは、聴き上手になるための傾聴スキルではなくて、自分を守るスキルです。

相手は悪気なく心のおもむくまま、こちらを頼ってきます。

それを止めることは困難です。

でも、プロのカウンセラーや医師、家族で一筋縄ではいかないような状況の人に、友人だからといって上手に簡単に対応ができるということはありません。

特に、相手の感情にすごく巻き込まれてしまうという人は、自分を守る方法を持っていない人でそれが一番の克服すべき問題です。

自分を守れるすべを持っている人だから、人を助けることができます。

本当に困っている人というのは、悪気はなくても自分を犠牲にしてくれるようなタイプの人を無意識に探し当ててきます。

そんな存在として、それにあなたが選ばれたのかもしれません。

誰かの助けに本当になりたいなら、自己犠牲を売りにしないことです。

自分を守る方法がわからない人が、人を助ける方法がわかるのでしょうか?

まず、自分を守る方法をちゃんと身につけてから、相談に乗ることが大切です。

もしあなたが誰かからの依頼を断りづらいと感じる人ならば、それはあなたの中に何かについての罪悪感がある可能性があります。

なぜ自分を守ることよりも、相手を助けることを優先したくなってしまうのか?

自分の中にどんな罪悪感があるのかを見つめてみましょう。

聴きたくない日は、上手に断る。

その時のポイントは、相手に納得してもらえるかどうかよりも、その伝え方でまず自分が納得できるかを基準に伝え方を考えてみましょう。

そもそも、自分の時間と精神力を使って聴いてあげようとしているわけです。

そこに罪悪感を覚えるなら、それが聴くことをツラくさせている一番の原因です。

本当の意味でよい話し相手になりたいなら、自分の中にある罪悪感に気づき、自分を守る方法を真剣に身につける。

うなずき、あいづち、くり返しの練習よりも、そっちの方が大切でしょう。

あまり辛くならないという人ならば、傾聴で相手の気持ちを理解し、受け止める方法も知っていくことで、さらに良い相談相手として、聴けるようになるでしょう。

<お知らせ>

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