裸に近い王さま

新卒でコンビニ本部に入社し1年目から
東京の花小金井のお店で店長していました。

その時、大嫌いだったのがその店舗を管轄する
営業所の所長です(笑)。

とうじこちらは新人で意欲も高く、
売上が悪い直営店の売り上げをあげようと必死にやってるのに

ことあるごとに、営業所内の他の店舗から、
SV(スーパーバイザー)たちに売れ残って
行き場のなくなった大量の不良在庫をうちの店に
送り込もうとして来るのでした。

同じ会社内のことなので、多少は受け入れますけれど、
ひどいときはわけあって閉店した店舗にあった、
どう見ても売れない物を大量に持ってこようとするのです。

こちらは売り場は狭いし、売り上げも悪い。

古いもの並べて売上があがるわけがないということで、
年上の先輩たち相手に所長の指示(許可?)で持ち込もうとするのを
新人ながら、結構断っていたんですね。

そうしたら、所長からの評判がみるみる落ちまして(苦笑)。

店は営業所内にあっても、当時の私の様な新人の所属は
営業所ではなく、人事部付だったので、
指示命令系統は所長ではなかったんですね。

そのうちたまに所長が店に来た時に、
ねちねち文句を言われるようになりまして。

あからさまに嫌われるようになったのでした。

・・・

あるとき営業所で懇親会があるというので呼ばれたときも、
行ってみたら所長はすでにべろべろに酔っぱらった状態。

他の先輩方も相手するのに大変そうでした。

別に私は、店をよくしたいだけで
所長に恨みもないものですから、
新人らしくビールを注ぎに行ったら・・・

注ごうとしたコップの口を手でふさがれて、
また理不尽な文句を言われる始末。

ありがちな話ですが、
「それよりも俺の酒を飲め、飲めないのか?」
と迫られまして。

「この人は所長なのか?それともアルコール中毒なのか?」
飽きれながら一杯は飲みましたけど、
もともと下戸なので、それ以上断るとまた不機嫌に・・・。

「何でこんなくだらないことで気を使わなきゃいけないのか」
嫌気がさしてしまいました。

私も若くて今より尖っていたのもありますが、
結局、その所長は社内でも評判がよくなかったらしく、
それから2年で、管理職の任を解かれてどこかよくわからない
部署に左遷されて行ってしまいました。

「敵は競合よりも社内にいる」というのを知った、
新人時代のつらく苦い経験であります。

・・・

あのころに比べたらいまは、
無理矢理進められた酒を飲む必要もないし
誰かの顔色をうかがってストレスを感じることもありません。

付き合いたくない人とは付き合わなければいいだけ。

とても自由でいいです。

人間関係の理不尽なストレスがないというのは
ありがたいですね。

一方、自由になって思うのは、
「失ったものもあるな」ということです。

何を失ったか?

行けないことかどうかは別として、失ったもの。

それは「社会への適応力」です。

人生、好きな人とだけ付きあっていけるのは幸せでありますが
でもときどき、自分とは合わない人とも
出会うことがあるわけです。

普段、自由にしている分、ときどきそういう
合わない人を受け入れる力が
弱まっているような気がしておりまして。

特に一匹狼で経営をしていると、
間違っていてもおかしくても、
誰もアドバイスもしてくれないわけです。

「もしかしたら自分は裸の多様なのではないか?」
と思ったりするのですが、
何が問題なのか?自分一人ではなかなか気づけないものです。

そこで半年前に、
違う世界の人を知ろう!と思い立ちまして
ある集まりに行くことにしました。

そこで先日、懇親会のお世話役を頼まれまして。

普段ならそんな面倒くさいことは、
絶対に断っておしまいにしていましたが。

もともと知らない世界を見に行こうという
目的でいった場所ですから、引き受けることにしました。

自分のことではなく、みんなのことだけを考えるという
普段にはない役ですね。

一人ではなく数人で担当したので
すべての負担が来るわけでもありませんが、
久しぶりに他人に気を使うストレスを
感じることができました(笑)。

お役目は先日無事に終わったのですが
終えてみて思います。

次ぎまたやりたいかどうかは別として、
やってよかったなと。

慣れないことだらけで、
いろいろな人に迷惑もかけました。

協力もしてもらいました。

人のことを大事にしようとすると
確かに返ってくるものも大きなと。

みなさんには感謝であります。

そして、完全な裸の王様ではなくて、
外の人にまだ合わせられるだけの、

薄い衣くらいはちゃんとまとえている
「裸に近い王様」くらいでいられているかなと、
ちょっと自分に安心したのでした。

自由になるということは、
別の何かを失っている可能性もある。

そんなときは、少し自分を不自由にしてみると
ちょっと謙虚な自由人に戻れるかもしれない。

そんな学びをもらった経験でした。

いかがでしょうか?

これをお読みいただいているあなたは、
「自由になった分、何かをなくした」
と思ったことはありますか???

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