こだわる人にイラっと来る理由

夏の終わり。

きゅうりがだいぶ安くなりました。

先日、買ったものは5本で198円!

かなり安い。

一時期、1本100円近くしていたことを思うと
主夫には嬉しいことであります。

娘がキュウリの浅漬けが好きなので、
わが家では一年を通して
けっこうキュウリの出番があります。

実は私、キュウリを見ると
よく思いだす出来事がありまして。

・・・

いまから8年ほど前、小田原(神奈川県)にある
子どもの支援ボランティアの活動に
時々顔を出していました。

分け合って学校に行けなかったり
親御さんと一緒に暮らせない子どもたちが、
共同生活をしながら暮らすのを支援している団体です。

私はボランティアをしていたわけではなくて、
たまたま共通の知人がいたし会社から近かったので
ときどき、野暮用を頼まれて行っていたという程度です。

ある日、不登校の子供たちが昼食を作る会が
あるというので、行ってみました。

5~6人集まっていたのですが、その中に
中学3年か高校1年くらいの女の緒がいました。

女の子は台所に立ち、まな板の上で
頼まれたサラダ用のキュウリを切っていました。

普段あまり包丁を持たないのか、
だいぶ慎重な手つきで。

ヘタを落とし、ゆっくりと斜めに
キュウリを切っていたのでした。

いまもせっかちですが、
当時の私もかなりせっかちでして。

予定時間がだいぶ押していたものですから、
女の子に向かって
「こう持って、こう切るといいんだよ」
と効率的な方法を伝え、早く進めてもらおうとしました。

そんな私に向かって、女の子は
切ったキュウリのヘタを見ながら言いました。

「このヘタで切り口をこすり合わせなくていいんですか?おばあちゃんがそう・・・」

正直その時、女の子が
何を言いたのかわかりませんでして。

「いいから、ぜんぶ切ったらこっちのお皿にのせて」

と指示だけをしました。

でもそれからしばらく、ヘタを
気にしているようだったので、当時の私は

「こだわりが強い子だな」

と、ちょっとイラっとして、いぶかしく思ったのでした。

でも、その時見せた少女の寂しそうな表情が、
なぜかキュウリを見るたびにいまでもよく思い出されます。

あとになって調べてみました。

するとキュウリの切り落としたヘタで、
切り口をこすり合わせることで
ギ酸という渋み成分が減り、
本当に苦みが抑えられることがわかりました。

(参照:農研機構)キュウリの「ヘタ」と「実」の切り口をこすりあわせることにより渋味を低減できる

・・・

いま思えば、こだわっていたのは
女の子の方ではなくて、私自身だったと分かります。

時間にこだわり、自分に理解できないことを
排除することにこだわっていた自分がいました。

いかがでしょうか?

これをおよみいただいているあなたは、
誰かを見たときに変なこだわりがある人だなと、
イラっとしたことはありませんか?

でもその苛立ちは、相手が苛立たせているのではなく
こだわっている人を拒否することにこだわっている
自分の心が生み出している苛立ちなのかも知れません。

「人のふり見て我を知れ!」

ですね。

人間関係はいつも、自分自身が
照らし出されているただの鏡です。

知りたくない自分も映し出されてしまうから、
だから人間関係はストレスでもありますが
そこに本当の自分を知れた喜びも見出すことが出来るのでしょう。

最近では、キュウリのヘタを落とすたびに
ちょっと実とこすり合わせている私がいます。

反省はしても後悔はしない。

あとからでも相手のことを理解しようと
していればそれでよしとしましょう。

過去にこだわらない。

これも大事なことであります。

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