体験するから気持ちがわかる

傾聴で聴くのは「気持ち」とよくいいます。

「いまあなたが嬉しいとおっしゃったので、うれしいとわかりました」は頭を使ってで言葉を理解した状態。

でも、気持ちわかるとはそれとは使う部分が違って、「体感してわかること」であります。

それをするために使うのが「ペーシング」というスキルです。

ペーシングは読んで字のごとく、「相手と自分のペースを合わせる」という意味です。

話し手の語調、トーン、話す速度、強さ・・・そういうものをよく観察しながら、合わせようとします。

ペーシングは、ペースを合わせてあげるという面だけが強調されがちですが、もっと大切な事があります。

それは、話し手に気持ち合わせようとするとこで「聴き手の気持ちが、話し手に近づく」ことであります。

ちゃんとしたペーシングをするためには、見かけのしぐさや態度だけを真似するだけでなく、
その態度をとっている人の気持ちを感じ取ろうとしながら聴く必要があります。

たとえ誠実で親切で態度でも、冷静に受け止めるだけでは、気持ちを聴いていることにはなりません。

「受動的な態度に終始するカウンセラーは、大して役には立たない(C.ロジャーズ)」

人間には自己矛盾嫌う性質あります。

自分らしくない態度をとることは、たとえカウンセラーであってもストレスです。

なので、相手の気持ちを感じ取り、合わせようとすることに抵抗を感じます。

抵抗を感じている自分に気づきつつも、でも相手をわかろうとする自分を作っていく(一致)。

それが相手の気持ちをわかっていくうえで、最も重要な(そして抜けがちな)プロセスです。

そのために、相手の感情の結果である表情、態度、語調、そして当然言葉使いなど、発せられている
すべての情報を自分が同じように表現しようと試みます。

気持ちがわかるかどうか?は結果論。

自分ができるのは、気持ちをわかろうとする行為への集中。

常に聴き手である自分の気持ちを意識しなければ、相手の気持ちもわかりえないのです。

相手がどうかということよりまず、自分のことに集中する。

「カウンセラーは、自分のことにだけ集中していればよい(C.ロジャーズ)」

相手のためではなく、自分のためにするペーシング。

とても大切です。

<お知らせ>

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