私は正しい、そして・・・

ゴールデンウィークが過ぎた頃、小学1年生の息子が言ってきました。

「●●ちゃんたち(←上級生の女の子たち)が、学童の帰りにイタズラしてくる・・・」。

こういう話を聴くといつもハッとさせられます。

家にいると分からないですけれど、子供は子供の世界で親が知らないストレスがたくさんあるんだろうなと。

親はいつでも好き勝手なタイミングで、子どもに八つ当たりできるからいいけども、
子どもは親に八つ当たりすると怒られるだけだから気の毒です。

ちなみに、

上級生たちは何をしてくるのかというと、集団下校するときに、後ろからそっと近づいてきて、
ランドセルのふたを開けて逃げたりするのだとか。

その時は、状況だけ気に留め、そのまま2か月くらい様子を見ていました。

ところが、2か月たっても息子(たち)へのイタズラが続いているようで。

そろそろ何かしなければと、学童の先生宛に連絡帳を使って次のようにお知らせしました。

「●●ちゃんたちによる息子へのいたずらが2か月ほど続いています。状況に変化がないため、近日中に●●ちゃんたちに直接やめるように伝えるつもりです。その前に、学童の先生からもご指導いただければ幸いです。」

しかし、その日の夜、学童の先生から返ってきた答えを見てちょっと考えが変わったのでした。

その答えとは・・・

「どうも学童で見ていると、〇〇君(息子)から上級生の女子たちにちょっかいを出していることがあるので、〇〇君(息子)にも原因がるように思います。こちらも注意してみますが(後略)」

と書いてありまして(汗)。

昔のクレーマー時代の私なら、息子に原因があるといわれた瞬間に自己否定されたと感じ、
「なんだその言い方は!」
と、返答に激怒していたかもしません。

でも、今はないですね。

その時は素直に、

「うん・・・、あり得るよね・・・」。

と思っただけでした。

家ではヤンチャすれば怒って静まりますが、外にいるときは
結構お調子者のような気もしているので、心情的に息子をかばいきれませんでした(笑)。

目の前にいる息子のことばかり考えて、実際、何が起きているか冷静に想像すら出来ずにいました。

言われてハッと気づいた感じです。

よくよく思い返してみると、この件を学童の先生に伝えようかと息子に尋ねたとき、
ちょっと「躊躇」していたのを思い出しました。

その時は、上級生たちの報復でも恐れたのかと勝手に推測しましたが、今思えば、
自分にもやましいことがあったからかな・・・と。

そこで、学童の先生が息子にも原因がありそうだと先生がいっていることを、
包み隠さずそのまま息子に伝えて訊いてみました。

「先生がそう言ってるけど、どう?」。

ここからが息子の素直なところだと思うのですが、素直に「ある」と認めまして。

ニワトリが先か卵が先かみたいな話しになりますが、お互い様かということになりました。

とはいうものの、

だいぶ年上の上級生が下級生をからかい続けるのもどうかとは思いますが、
まずはこちら態度を改めてみて様子をみようと。

先生もひとこと上級生に言ってくれたようですし。

息子にはこっちがからかってたら、あっちもやってきたとき何も言えないので、
からかわれたくないならとりあえずやめなと伝えました。

それでも続くならまた先生にいうからということで、落ち着きました。

またしばらく様子見です。

(きのう息子に訊いたら「最近よくなった」そうです)

・・・

先生に伝えた自分が正しくなかったとは、今も思いません。

・子供の気持ちをわかろうとするのは正しい
・子どもがからかわれているとわかったら、先生に伝えるのも正しい
・上級生が下級生をからかうのはよくないという考えも正しい

でも・・・、

・こちらがからかっていたから、からかわれるようになったという事実も正しい
・息子に原因があると伝えてきた先生も正しい

のです。

自分がいくら正しいことを言っていても、別の立場には別の正しさが必ずありますね。

ということは、正しさを主張することには、意味がないということです。

確かに、私は正しいです。

でも、みんな正しいんですよね。

・・・

話を元に戻します。

子どもに問題が起きないに越したことはありません。

でも実際は、生きていれば問題はつきもの。

大事なのは、問題がないことよりも、問題を知れる関係が親子であることですね。

問題を解決する以前に、問題を知ることができる関係性があるか?です。

いざということ気に、話してもらえる関係がないことが一番のリスクです。

そういう面では、子どもとのケンカも絶えないわが家ではありますが、
ケンカしてもそのあとまた普通に話せる関係があるので、いいかなと思うのでありました。

正しく相手を理解するということは、間違いをしないということではなくて、
間違ってもやりなおせる関係がある事ですね。

<お知らせ>

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