それはそれ

わが家はさほど広くないので、娘には寝室とは別に
リビングに娘専用の机を置いている

そこで、絵を描いたり宿題をやっている。

それはいい。

よくないのは消しゴムのカス。

消しゴムのカスをそのままサッと床に落とす。

それが許せない。

何度いってもなおらないので、先日久しぶりにキレた。

向こうも年頃の中学生。

こちらが怒ると、にらみ返してくる。

最後は、「約束守らないなら、机をリビングからなくす」と
脅迫をしてようやく娘は床の掃除を始めた。

もう夜も遅かったので、私は
それに特に何も言わずそのまま寝室に行き寝た。

翌朝、朝食などの準備はたいてい私がやる。

朝準備をしていると、日課の朝シャワーを
終えた娘がリビングにやってきた。

そういえば、数日前、私が大阪にいるときから、
娘が部活動で使う大切なファイルがないと
LINEで騒いでいたのを思い出した。

さんざん私が捨てたのだろうと、
半ば決めつけられて疑われていたのだけれど・・・。

問いかけてみた。

「そういえば、ファイル見つかった?」

すると、娘はこちらをしっかり見て言った。

「あ、学校にあった・・・」

別に私は犯人扱いされたことを怒る気もなかった。

なぜなら、私も過去に結局自分のせいだったのに、
娘や他の人を疑ってバツが悪い思いをしたことがあるから。

何よりこちらは仕事中なのにLINEで50回も
問合せしてくる慌てぶりだったから(ストーカー?)
見つかった事実の方が安心した。

犯人扱いされたことなど、どうでもよかった。

そして、

もう一つどうでもいいことがあった。

昨日の夜、ケンカしたこともどうでもよかった。

わが家(私)の特徴の一つは、

・きのうのことを今日に引きずらない
・さっきのことを今に引きずらない

きのう消しゴムのカスの件で怒ったのは、それはそれ。

翌朝、ファイルがなくて娘が困ってないか
心配になったのは、それはそれ。

あれと、それをくっつけない。

ふたつの関係ないことをくっつけてしまうと、
ワケがわからないくなるのを知っているからしない。

つまり、感情を引きずらない。

そう決めています。

人間の脳は矛盾することを嫌う。

昨晩怒った自分が、翌朝何もなかったかのように
ふるまうことに気持ち悪さを感じる。

「きのうあんなに感情的に怒った自分が、きょう優しい声をかけるのはおかしいのではないだろうか?」。

でも、それは意識化では矛盾としてとらえることが出来るが、
もし、昨晩怒ったからといって、今朝
心配したりほめたりしないということになると
別の矛盾が発生することになる。

つまり「昨日と今日とで気持ちが変わった」
という正直な自分を無視することになる。

心配しているのに、それを伝えないのも立派な自己矛盾。

きのう怒ったからと言って、その態度を引きずっていると、
心配したりほめる機会がどんどん減り、
怒る機会だけが増えていくことになる。

するとさらに、自己矛盾するからと心配もほめることもしなくなり、
また怒る機会だけがどんどん増えていく悪循環にハマる。

それを知っているから、自分の本心に矛盾しないために
きのうの態度と今日の態度は矛盾することを
自分に許しています。

楽な人間関係を作るには「矛盾はいけない」という
フィルターを外すところから始めるのがいいでしょう。

いい悪いではなく、矛盾はあたり前にあるのです。

結局人は、どんなに頑張っても
何かしらの矛盾の中で生きています。

ならば、お互いが気持ちよくなる
矛盾の方がいいのではないでしょうか。

そして、矛盾する自分を許せる人ほど、
矛盾した話をとうとうと語る他の人の話も
許して聞くことが出来るのです。

あなたは、矛盾する自分をどこまで許していますか?

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