聴く時の体の姿勢

主婦であるA子さんは話しかけているのにテレビをつけながら新聞を読んでだままの夫に腹が立ちました。

でもそのことを夫に問いただしたら「ちゃんと聞いているよ!」と逆に怒られたのだそうです。

本人は聴いているというけれど、聴いてもらっている感じがしない、そんなことはないでしょうか?

聴くスキルを学んでも、その前提となる聴く姿勢そのものができていなければちゃんとちゃんと聴くことはできません。

今回はきく時の姿勢についてのお話です。

よくない姿勢


一般的に以下のような姿勢で聴くのはよくないといわれています。

1.腕を組む
2.足を組む
3.顔を向けない
4.別のことをしながら聴く
5.のけぞる
6.逆に前のめり過ぎる

よくない姿勢には聴く気がないという心理がよくあらわれています。

表面的に取り繕ってみても話し手は敏感にそれを察知するので、
話しにくくなり、いい関係づくりができなくなってしまいます。

1~6はそれぞれ以下のような気持ちが伝わります。

・1と2は防御
・3は無視
・4は無関心
・5は不満、逃避
・6はわざとらしさ、とても個人的な強い興味(侵略)

2話しにくい姿勢になる原因


ではなぜそのような姿勢になるのでしょうか。

・そのものその話(人)に興味がないとき
・忙しいとき
・反論したいとき
・正しく聴けているか聴き方の姿勢ばかり気になっているとき
・別のことを考えているとき
・疲れているとき
・仕方なく聴いているとき・・・

一言でいうならこれらはすべて「相手に関心がない」ときです。

関心がないという心は、無意識に姿勢に現れます。

人間は無意識をコントロールすることはできません。

「ない」心は相手に伝わらないだけでなく、隠そうとしても
「ない」ということがちゃんと伝わってしまうのです。

3安心感をお与える姿勢になる3つのポイント

聴きたい心の持ち方は本人次第ですが、
聴こうという姿勢がある前提でいうと、
ある一つのことが実現できれば
相手に安心感を与える姿勢になっているといえます。

その姿勢とは、

「自然体であること」

です。

当たり前のことですが、聴く人が
リラックスしていればことで、
当然話す人もリラックスして話しやすくなります。

①体を固めない

腕や足を組む、あるいはのけぞるという姿勢のときは

体がその位置に固定され固まっています。

「体のかたさ=心のかたさ」

です。

そうならないために、固まりそうな自分に気づいたら

大げさにならない手度でいいので、

自分の体を少し緩め、

ファジーに揺れ動かしてみるのもいいでしょう。

「フワァ、フワァ」

「ゆ~~ら、ゆ~~ら」

と、いつでもゆったり動いている感じがあると、

柔らかい感じが醸し出されます。

②ときどきゆっくり、大きく息をする

これも固まらないことにも通じますが、
体ではなく息を柔らかくする方法です。

せかす感じ、緊張感があると話しにくくなります。

聴く姿勢がちゃんと取れていないときというのは、
息がつまるような、せわし感じであることが多いものです。

ときおり、息づかいが硬くなっていないか確認し、
ゆったりと、大きな、長い息をしてい見ましょう。

③聴いてあげるという姿勢を捨てる

真面目に聴く気持ちは大事ですが、真面目さは時に
緊張感やわざとらしさとして伝わってしまうこともあります。

カウンセラーや相談業務に携わる人は「誠実であること」にまず意識が向きます。
それ自体は割ることではありません。

でも誠実であるからと言って、硬くなってしまっては話しにくくて仕方ありません。

よそよそしく感じられてしまうこともあります。

・ちゃんと傾聴のスキルが使えているだろうか?
・主訴は何だろうか?
・どのように見立てを立てたらよいだろうか?
・どんな方法を提案したらよいだろうか?

ちゃんと聴けているか考えすぎてしまうと、
目の前の人をちゃんと受け止めることがおろそかになりがちです。

正しい姿勢けれど、親しみを感じないということでは、安心して本音で話してもらえません。

聴き手が「リラックス」している姿勢を作る、これが聴くときの基本です。

まとめ

実は私自身は、話を聴きながら先ほど悪い例で紹介した
腕組みをすることがあります。

でもそれは、話し手と一緒に袋小路に思える難題の中で、
一緒に悩み考えているときだったりします。

姿勢というのは心の表れでですが、
聴く心がちゃんと共有できた間柄であれば、
仮に一般的によくないといわれる姿勢でも、
二人の間では意味ある姿勢として、許容されることもあります。

スキルに走りすぎたり、聴こうとしすぎると心が違和感につながります。

相手をリラックスさせたいなら、聴く人自身が自分に正直であることと、
リラックスしていることが大切です。

聴き手が自分に安心して聴けているからこそ、
話をしてくれる人にも安心して話してもらえます。

でも、心から整えるというのはなかなか大変です。

そんな時は、まずは形から整えてみてはいかがでしょうか。

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