その行動は前向か?後ろ向きか?

いつもありがとうございます。

満開の桜を見ながら、すでに

冬の到来を予感して、寂しくなっている、岩松正史です。

異動、就職、新しい仲間との出会い・・・。

季節が変わって、生活環境が

変わる人が多い季節ですね。

変化というのは、ストレスにもなりますが、

心機一転頑張る、いいチャンスにもなります。

でも、

春になっても、職場の環境は

特に変わらないという人もいるでしょう。

今日は、そんな人に関係あるかもしれないお話です。

・・・

以前、部下たちとの関係改善を望む

ある方から、相談を受けました。

「部下とコミュニケーションを密にして、もっとちゃんと仕事をしてもらえるようになりたい」

ということで、

傾聴の講座にいらっしゃいまして。

仕事をうまくやるために、

自ら学びに来るとはすばらしいことであります。

しばらく、その方の話を聴いていたのですが、

聴いていくうちに、段々とわかってきたのは、

その人は、部下対しても不満を持っていますが、

それと同じかそれ以上に、

上司に対して不満を持っているのが

ひしひしと伝わってきまして。

上司とうまく調整が出来ないので、

部下の方に、より目を向けているのかな・・・と。

念のため、確認してみました。

「その不満は、上司に言ったのですか?」

→「言っていません」。

そういうと、その方は、

いかに上司と会話をする時間を

とるのがムズカシイか。

仮に話をしても、いかに

上司に話した伝わらないか、

こんこんと語りはじめました。

まあ・・・、

上司も問題ありそうではありますが、

少なくとも、今抱えている

(そして、ずっと抱え続けている)

その問題については、

上司に言っていないということなので

「言わないと伝わらないと思うのですが」

と伝えてはみました。

でもやはり、

「言っても無駄ですから」

ということで、

結局、そこで話は終わってしまいました。

本人が言いたくないのですから、

それでいいとは思うのですが、

上司との問題を残したまま、

部下の方に目を向けても、

きっとうまくいかない・・・。

そんな印象を受けたのでありました。

・・・

部下との問題解決のため講座に来るなんて、

とても、責任感が強い素晴らしい方ですね。

仕事を投げ出さないわけですから、

すばらしいと底、思います。

でも、

本当に大事な根っこや幹となる

問題を残したまた、

枝葉の小さなところだけやろうとしても、

なかなかうまくいきません。

言い方は悪いですが、

「本当の問題から目をそらすために、別の小さな問題にこだわる」

そんな一見前向きのように見えて

後ろ向きな心の動きが、

人間の中には存在しているような気もします。

・・・

「出来ることから手をつける」

というのも、とても大事なことです。

でも、もう一つあるのは

難しそうだけれど、今すぐ

手をつけなければいけないこともある。

という事実です。

では、

出来ることから手をつけたらいい場合と

今すぐ手を付けたほうがいい場合、

判断の基準はどこでしょうか?

私はこんな風に思っています。

1.その状態が一定期間すでに「継続」していて

2.それがいますでに「ストレス」としてたまってきているき

つまり、

少し「慢性化」し始めているもの。

これは、副次的なほうの問題に

手を付けはじめても、なかなか

うまくいかないのではないでしょうか。

それに、

先ほどの例でいれば

上司との問題を置き去りにして、

部下との問題に取り組もうとしても、

そちらはそちらで、

人が関わることなので、

うまくいかないことも多いものです。

そのとき

強い相手に不満をぶつける代わりに

弱い人の方に不満をぶつけても

不満の矛先が変わっただけで、

問題はまったく解決に向かいません。

それよりまず、

理解してもらえるかどうか別として

何にどう困っているか?

上司に自分の想いを伝えないと

何も始まりませんね。

もちろん、

伝えても伝わらないことはあります。

(伝わらないことの方が多いかも)

でも、伝えなければ、絶対に伝わりません。

「伝えました!」

という人も、よくよく聞くと

相手に「それとなく」言って

察してもらおうとしていたりして、

「ちゃんと」伝えていない

人も多いようです。

察することを期待する

コミュニケーションほど

危ういものはないですね。

責めろと言っているのではなくて、

「伝わらなくても、しっかり伝える。」

それは必要ですし、相手を変えようとしなければ

仕事ですから、何に困っているか、

伝えるところまでは自由でしょう。

ポイントは

「変えよう」と思いすぎると、

伝える行為そのものが無意味に思えてしまいます。

なので、

「自分を伝える」まででまず止めてみる

ことをお勧めします。

もともと、

上司に問題があることも多いのですが、

それを嘆いていても仕方ありません。

1.ちゃんと伝えてないから、相手はわからない。
  ↓
2.わからないから本気で手を打たない。
  ↓
3.手を打たないことに、また不満を募らせる。

そういう悪循環に陥らないために、

「自分を伝える」という方法も

持っておくのがお勧めです。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「変えようとする前に、自分を伝えよう」

部下を管理する方法を

学ぶ姿は一見、前向き。

でも、

それがもっと大きな問題から

目をそらすためなら、後ろ向き。

何が前向きで、何が後ろ向きなのか???

外から見える行動だけでは、

よくわかりません。

・・・

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お読みいただいている方の中にも

いろいろな問題で悩まれている方も

いるかもしれません。

手と付けやすいところから始めるというのは

確かにありですが、

でももう一度考えてみた時に、

いま、あなたがとろうとしている対応策は、

本当は自分にとって

前向き、後ろ向きどちらか、

もう一度考えてから、決めてみてはいかがでしょうか?

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