「受容」とは?

いつもありがとうございます。

おとといから大阪に来ております。

4年も大阪に通っていると、だんだん慣れて飽きてきます。

きのうは講座終了後、いつも行かない

北浜方面に足を運び、新しいラーメン屋を開拓しました。

飽きる自分が許せない、岩松正史です。

”受容とは「肯定」して「配慮」すること「ではない」”

傾聴の基本的態度

「受容、共感、一致」。

傾聴講座の参加者に質問してみても

この3つの単語を知っている人は

10年前より明らかに増えている。

有名になるということは

一般的に知られるといういい面と、

誤解や混乱も一緒に広がるという悪い面がある。

一致(congruent)は、

そもそも意味が分かりにくい。

共感(empathic understand)の直訳は

「感情移入的に理解する」

で、意味は一言でいえば「客観性」だけれど、

同調、同感、賛成と勘違いされやすい。

受容はやはり、

気に入らないことでも賛成して見せるとか、

なんでもOKするとかと勘違いされやすい。

また、共感との違いがよくわからないといわれたりする。

ただし、受容については

ちょっとした専門書を見れば、

「無条件の肯定的配慮」

(unconditional positive regard)

というロジャーズがいったそのままの表現も

ときどき目にすることができる。

しかし

この無条件の肯定的配慮

という訳も、傾聴をちゃんと

表せているかどうか怪しい。

・・・

同じ英語でも、いくつか違う訳をすることができる。

私は

「ロジャーズの中核三条件 受容:無条件の積極的関心:カウンセリングの本質を考える 2(創元社)」

で書かれていた


「無条件の積極的関心」

という訳を見た時に、

衝撃を受け、思わずうなってしまった。

「肯定的配慮」の何にザラつくかというと、

・肯定=いいよいいよと認める=いい悪い思考

・配慮=「遠慮」を連想させる。一歩引いた感じ

そこにザラつく。

傾聴は、自分と同じ部分も違う部分も両方とも、

いい悪いなく、積極的にわかろうと

向き合う行為だと思っている。

だから、本当にわかろうとせず、

愛想笑いを浮かべて、

うんうんうなずいている

見かけだけの肯定感がにじみ出ている

人を見るとキモチが悪く感じる。

遠慮して、配慮して、

うんうんうなずいて見せてあげる

(聴いてあげる)のは傾聴ではない。

また、

「あたはそのままでいいのよ!」

といい悪い思考で肯定するものちがう。

あくまで

「あなたのことを知りたい私がいる!」

ので、

いいもなく、悪いもなく

積極的にわかろうとするというのが

受容だと思っている。

配慮、親切をしたいんじゃなくて、

めちゃくちゃ関心がある。

そこをベースにやり取りをしたい。

傾聴初心者の方が集まる会では、

細かいことを言っても仕方ないので、

(誤解されることを覚悟のうえで)

受容という言葉も使うこともある。

だけれども、

傾聴をしっかり学ぶ場では、

「無条件の積極的関心」

を使っている。

・・・

傾聴をされている皆さん。

あなたの受容はロジャーズの言う受容と

同じになっていそうですか?

「受容」という抽象的な言葉の意味を

ぜひ掘り下げて理解しようとしてみてください。

傾聴では「気持ち」という抽象的なものを取り扱います。

いかようにも解釈できてしまうのです。

でも相手が言わんとしているニュアンスを

ちゃんと感じ取れれば、寄り添うことができます。

抽象的な概念を掘り下げて理解する力は、

間違いなく傾聴力を養います。

ぜひやってみてください。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「本当に理解できているか?自分に問いかけてみる」

自分自身を常に意識し、

問いかけることを「一致」といいます。

ぜひ一致も深めてみてください。

傾聴力が上がります。

傾聴では受容、共感よりも一致が大切なのです。

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