無力が実力

突然ですが、人間関係というものは、

何をしても、しなくても

結局、落ち着くところに落ち着く生き物だと思う。

たとえば、子どもでいうと、

宿題をやれと親が言ったから、

成績がある子もいるし、

宿題をやれと言わなくても

成績が上がる子もいる。

もう一つ言うと、

やれと言って上がる子もいれば

やれと言って下がる子もいる。

(『「学力」の経済学』を書いた、中室牧子先生によると勉強しろと言った子の方が、言わなかった子に比べて成績が下がったという統計データもある)

なんとなくいろいろなことに

右往左往しながら試みて、

結果がよかったら、

「この方法は、正しかった」

と言い、

結果が悪かったら、

相手を責めるか、自分を責めるだけ。

でも事実は、結果が良くても

そこに至るプロセスが本当によかったかわからない。

「正しかったと思いたい」

自分がいるだけ。

・・・

右往左往してもいいけれど、

結局人は、流れに任せていれば

勝手に行くとこに行くだけ。

たとえば、

若いころは私の両親も、

安定した人生を願って、

いろいろと思い悩んで

アドバイスなどをくれた。

でも、両親は、私が最初の会社を7年で退職し

2度の転職と失業をすることまで想像し、

織り込み済みの上でアドバイスを

くれていたはずはない。

「それは、あなたがもっと勉強して、もっといい大学に入って、もっといい仕事につかなかったから、そんな不安定な人生になったんだ」

と言われるかもしれない。

でも、もっといい大学に行って、

もっといい仕事に行ったら、安定するのだろうか?

きっと、うまくいって安定する人もいるだろう。

でも、私の周りには、いわゆる大手企業に行って

自殺未遂をした人とか、

いま失業してる人もいる。

学歴や企業のランクにより、人生が安定するという

明確な方程式があるとは思えない。

もしかしたら、

いい大学に行き、大企業に勤めていたら、

とっくに私は、自殺していたかもしれない。

何がよくて、何が悪いなんてわからない。

何が正解だったか、振り返ってもわからないのが人生。

・・・

アドバイスや親切が危ういと思うのは、

まず、効果が実証できないこと。

そしてもう一つ。

アドバイスや親切をする人は、きっと

「自分には他人に影響を与えられる力がある(はず、べき)」

と信じているということ。

私の感覚では、人は常に無力。

自分は他人に対して

影響力がある(はず、べき)の人間だ

などと思ったら、カウンセリングはできない。

無力な自分を認められるほど、

本当の実力を発揮できる。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「無力が実力」

実力がないのに、あるふりをすれば、

他人との人間関係も

自分との人間関係も壊れてしまう。

右往左往しても、どうせ無力なのだから、

無力を認めて生きたほうが

人として潔い。

そして、みんな潔いよくない人より、

潔い人を信頼しやすい。

あなたは、無力な自分をどれくらい認められますか?

 



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