自分をあきらめない聴き方

最近、あなたの人生に大きな影響を与えた本は何ですか?

あるいは、読書自体あまりできずにいるでしょうか?

・・・

久しぶりに心からオススメできる、

一冊に出会った。

ロジャーズの中核三条件 一致:カウンセリングの本質を考える 1 (創元社)
http://amzn.to/2wM4eQR

実質読むところは100ページしかなく、

うすい割りに値がはる本だと思ったけれども、

なんということはない。

たった22ページまで読んだだけで、

今までとは違うある確信を得るに至るほど、

読むに値する本だった(私にとっては)。

先週までの私は、話を聴く理由は

「自分のためだけ」

という立場をとっていた。

けれども、この本を読んで改めたのは、

私は、当初カウンセラーになったとき持っていた

(そして、それは表面的で浅い考えだと気づきのちに訂正した)

自分は、

「支援したい人間である」

という事実。

私は、自分のために聴きたいだけでなく、

誰かを支援したい人だった。

それをまた、以前とは違った形で

認めてもいい時期が来たようだ。

それと、同時に気づいたことがある。

それは、

私は、誰かを支援したい人間であると同時に、

支援する過程において、

「絶対に、自分自身のことを諦めたくない人」

そこは、昔も今も変わらない。

自分を諦めて支援するのは簡単。

たとえば、

・意見を言いたい・・・

・知識を披露したい・・・

・反論したい・・・

・興味がないから聴きたくない・・・

そのような心の中で思っていることを

隠して聴こうとすること。

あるいは、

自分の言いたい欲求をうまく隠せなかったときに

自分の能力が低いと、自己否定をすること。

そういうことをやりながら聴くのは

実に「簡単」だ。

自分を否定し、人生をどれほど

切り売りしているかなどに構わず、

相手はきっと、喜んでくれる。

自己犠牲からしか喜べない人は、そうすればいい。

でも、そのような聴き方は、

私に言わせれば、

他人に人生をゆだね、

「自分をあきらめてしまっている」

人生の価値は、いかに自分を犠牲にしたか

などでは決まらないと信じている私にとって、

自己犠牲から「始まる」ことも

自己犠牲で「終わる」ことも、

自分をあきらめてしまっている。

私は、自分が生きた証とし支援をしたい。

そのときに、

相手ではなく私自身に満足しながらはじめ、

私自身に満足しながら終えたい。

・・・

では、つぎに、

「支援をしたい自分がいる」

ことのほうに触れてみたい。

「支援をしたい」と書いたけれども

正確に言うと、私の態度が、

「支援になればいい」

と考えている。

微妙な表現の違いだけれども、意味が違う。

私の場合、いつでも自分のためが先に来る。

「自分を諦めないために、自分を大切に聴いている」

のだけれども、

その私との関係性の中で、

相手の人が何かを感じてくれたら、うれしいと思う。

自分を大切にすることをあきらめていない私と触れて、

目の前の人も、

「自分を大切にすることが大事だ」

と思ってもらえたらめっけもの。

「まず、相手からよきものをもらうが先」

ではない。

(1)まず、私が自由な人間となり、
 ↓
(2)そんな私に触れた人が自由になる。
 ↓
(3)その相手の姿を見て、私が喜ぶ。

そういう「支援をしたい人間」だ。

・・・

少なくとも、本を読んで明らかになったことは、

私は自分だけを大切にしたい人でもないし、

相手だけを大切にしたい人でもないことを確認した。

・・・

いまからもう7、8年前、

傾聴の師匠と雑談していた時に、

「岩松さんは何ために聴きたいの?」

と聴かれ、

「自分が楽になるために」

と即答したのを覚えている。

10年前は同じ質問に黙り込んで

答えられなかったのに比べれば

かなりの成長だった。

それはともかく・・・、

そのとき、師匠は

「私は、人の支援をしたいの」

と言われ、「人の為なんだ」と、

当時、「人の為=自己犠牲」という価値観で

凝り固まっていた私は、ものすごく違和感を感じた。

でも、

やっとその意味が少しわかった気がする。

本を読むにはエネルギーがいる。

でも、読めばいい出会いが時々あるのがいい。

・・・

夏ころにしばらく、傾聴ではなく

ロジャーズについて見識を深めようと決めた。

今回の本もその一環。

最初の一冊は、慎重に選んだが正解だった。

この本をきっかけに、

ロジャーズの専門書をまとめて注文をした。

来年はもっと安心感をもって傾聴をお伝えできるだろうと

今から自分に期待している。

私はいつでも自分に期待し、

自分をあきらめたくない。

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