上達していくプロセス

「自分にあったものを探し求める人生は、結局、最後、不毛に終わる」

44歳をむかえて、この思いは確信に近づいている。

・・・

積極的に受けているわけではないにも関わらず、

最近、心理カウンセリングを受けることが増えている。

理由の1つには、Skypeが使えるようになったこと。

時間に制約があり、いままで会えないので断っていた相談を

Skypeでいいなら受けられるようになった。

(でも、月3、4人が限界なので、紹介以外では受けていません)。

相手の方が回復しているか、

結果の視点をちょっと横に置いた話だけれど、

最近、カウンセリングをすること自体には

あまり不自由を感じない。

逆を言えば、数年前まで、かなり不自由を感じていた。

形ばかりの自分のカウンセリングにうんざりし、

いつもガッカリしていた。

昔は、うなずき、あいづいち、くり返しが

上手にできているか気にかけるだけで精いっぱいだった。

主訴の要約は、なんとなくモニャモニャ

それっぽいことを言ってごまかしていた。

最近は、本人が気づいていたり、

気づいていなかったりしながら

内面から訴えていることに寄りそいつつ

支えるスタンスが自分の中で一つ確立されつつある。

(それもまた、変化していくとは思う)

なので最近、個人的には非常に楽な気持ちで、

カウンセリングを受けられている。

いつ頃からこのような形に変わってきたのか?

思い出そうとしても、なかなか思い出せない。

なぜなら、ここ3年くらい継続して

カウンセリングを受けつけてこなかったから。

それでもよくよく、困らないのはなぜか考えてみると、

どうしても最後、行き着く先は5年ほど前までやっていた

若者サポートステーション事業での相談員ということになる。

・・・

当時、神奈川県に新しく立ち上がる

サポートステーションのメンバーとして

1年間、相談担当者を行っていた。

産業カウンセラーの立場で行ったけれど、

内容はキャリアコンサルタント(キャリコン)だった。

はじめた当時は、自分は心理カウンセラーだという

変なプライドが邪魔をして非常につらかった。

キャリコンでは、寄り添うだけでなく、

限られた期間の中で、目標設定や、

具体的な方策の実行が求められる。

最初の2ヶ月ほどは本当に苦痛で仕方なかったれども、

ある時から、カウンセリングをしようとするのではなくて、

目の前にいる人に必要だと思うことをやろうと思い、

ある意味投げやりに進めることにした。

結果的には、それが自分のつまらないプライドを

手放せるきっかけになった。

自由に人と関われるようになった。

自由に関われるようになると、

自分が本来持っている良さもよく出るようになる。

・・・

元来私は、感情より思考形で

論理的に物事を進めるが好きな方だ。

なぜ傾聴をやってるかというと、そういう

論理的すぎる自分を、見直そうという

想いがありやっている面もあると自覚している。

感情・・・感情・・・

傾聴・・・傾聴・・・

と、ずっといい続けてきてきた私が

投げやりになり、それをちょっと封印してみたら

論理的に進められる自分が

そのままよく現れるようになった。

しかし、

「そのままの自分」は5、6年前の

昔のそのままの自分ではなかった。

傾聴について、それなりに突き詰めてきた

経験が上積みされた「そのままの自分」だった。

素の自分が、昔と変わっていた。

感情的なものと論理的なものが

いい感じに合わさっていた。

一つのことを突き詰めてきた私が、

真逆のことを本気でやってみたら

自分の良さが出て、自由度が増した。

そんな自分に、安心した。

以降、心理カウンセリングをやる時も、

(手法は守るが)

「心理カウンセリングやろう」

という意識が消え去った。

「私と言う人間が相談にのろう」

と自分を主にして相談を受けられるようになった。

・・・

人は、信じているものを手放したくない生き物だ。

でも、ある程度1つのことを突き詰めたなら、

それがまだ完璧でないと思っていてもいいから、

一度、手放してみるといいと思う。

すると、自分の幅が広がっているから面白い。

真逆の世界でもいいし、知らない別の世界でもいい。

どちらにしても、慣れない世界は

やり始めはやはり辛いものがある。

でも、そこに慣れた時に、きっと新しい自分に出会う。

知らない世界、真逆の世界を本気で知ろうとしてみると、

理論、手法、考え方が人を救うのではないことが

ふに落ちて分かる。

理論、手法、考え方に触れた私自身が

それを「どのように消化するか」で

自分も他人も幸福度が決まると信じられるようになる。

そして、

もしあなたがカウンセラーだったり、

相談に乗る立場の人だとしたら、

理論、手法、考え方が人を救っているのではないと

心底思える確信があれば、

きっと自分が未熟なカウンセラーだと自覚していても、

自分に安心してクライアントのそばに寄り添い、

支えることができる。

もし、自分を成長させたいなら

2つのことをやってみる価値がある。

ひとつは、

一つのことを本気で、一定期間

わかろうとして取り組むこと。

もう一つは、

それと真逆、あるいは全く関係ないことを

また本気でやってみること。

それさえすれば、人がいつの間にか成長してしまう。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「成長とは許容範囲を広げること」

一番まずいのは、あれこれ2つ以上のことに

手を出すこと。

いろいろ探しても人は成長しない。

これをやり続けよう!

という決断こそが成長の始まり。

いいこと探しばかりになっていないか

見直してみよう。

<お知らせ>

12年間深めてきた聴き方の講座

傾聴1日講座は9月23日開催です。
 ↓
http://bit.ly/2qvtDuo

 

logo1

■ 傾聴

傾聴1日講座(基礎) /毎月開催中
認定傾聴サポーター養成講座 /毎月開催中

■ 無料メール講座

傾聴のつぼ入門編
記憶のつぼ入門編

■ 岩松正史の記憶法関連

初心者のための記憶術
アクティブ・ダイエット

■ 著書

聴く力の強化書 /2刷 自由国民社

■ メルマガ

メルマガ「毎日2分!傾聴三昧」