吐き出すと楽になるか?

「吐け!吐けば、楽になるぞ!」

まるで、刑事ドラマの取り調べのシーン。

でも、本当に吐きだしたら楽になるのだろうか?

「吐き出したことで、しんどくなる」

そんなことはないのだろうか???

・・・

10年来お世話になっているカウンセラーの先生に半年ぶりにお会いした。

その先生とは、メンタルケアの仕事を

何度もご一緒させていただいただけでなく、

わが社の運営についても相談をさせていただいている。

とても信頼している先生。

久しぶりに会ったのでいろいろ話していたら、

いつのまにか普段話せないようなことまで吐き出していた。

仕事の悩み、会社の不安・・・。

他愛ない話は、普段から誰とでもよくする。

でも深刻な話は、話すより聴くことが最近、多い。

その日は、普段話せない話をたくさんした。

でも、

「たくさん話したらスッキリして楽になった」

・・・かというと、そうでもなかった。

先生をお見送りしたあとの私は、

どっと疲れていた。

・・・

気持ちを話せずにいる人に向かって、

「吐き出せば楽になる」

という人がいる。

とても無責任だと思う。

話して楽になる効果をカタルシス効果というが、

話したらカタルシス効果だけが現れるとは限らない。

なんとも言えない、疲労感を感じたりもする。

それを知っている私は、安易に他人に

吐き出せとは言いいたくない。

吐き出せない気持ちも理解し、寄り添いたい。

「吐き出すのはいいことだ」

というならそれもまた、

いい悪いの白黒思考だろう。

でも、私が恵まれていたのは、

吐き出したものをちゃんと先生に受け止めてもらえた。

ベテランのカウンセラーの先生に感謝したい。

・・・

仮に、一歩譲って、吐き出すのはいいことだとしよう。

でも、ただ吐き出させるカタルシスだけで

本当にいいのだろうか?

せっかく吐き出した思いなら、

ちゃんと受け止めて欲しいだろう。

ただただうなずき、あいづちするだけでは物足りない。

邪魔されない分「マシ」でも、

「わかってもらえた」とはとても思えないだろう。

せっかく吐き出した思いは、

しっかりと受け止めて欲しいし、

全力で支えて欲しいと思わないだろうか。

・・・

吐き出すだけで楽になることもあるだろう。

でも、吐き出したら疲れることもある。

どちらになるかは、やってみないと分からない。

「吐け!吐けば楽になるぞ!」

だけでは、刑事ドラマの取り調べのようで雑。

吐き出す場には、受け止めてくれる力量がある人が

目の前にいて欲しいと願う。

吐き出して疲れても悪くはない。

でも、せっかく吐き出した思いは、

意味ある吐き出しになって欲しくはないだろうか。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「吐き出した思いは、受け止められて支えられてこそ意味がある」。

傾聴の学校を作って来月で2年。

聴くだけでなく、支えながら聴ける人がだいぶ育ってきた。

そろそろ、中で勉強するだけではなく、

外に向かって、支える傾聴を使い

社会に貢献できる時期が近付いていると思いはじめている。

聴けるみんなと協力しつつ・・・。

「聴く社会貢献」の腹案が最近ある。

詳細が決まったら、ご報告しましょう。

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