すべきと抑圧

「私はいつでも、私の思うまま」

夕方過ぎのハンバーガー店で、そんなことに気が付いた。

16時過ぎ。

ティータイムも過ぎたリーズナブルなハンバーガー店は

まったりとしていて、ゆったり過ごせるから好きだ。

ある日は、午前中からきて、昼食もそこで食べ、

ときどき、飲料など買い足しながら、

午後までねばって仕事を進めていた。

そんな継ぎ足しコーヒーを買いに、

1階のカウンターに行った時のこと。

なにか明るい笑い声が、いくつか聞こえてくる。

目をやると別のカウンターで店員の若い女性が、

2人の別の若い女性と話しをしていた。

客・・・というより、知り合いらしい。

学生だろうか???

すいたレジ周りで、大きな笑い声をあげながら話している。

その様子を見て一瞬、

暇な時間に立ち話をしている店員にイラっとした。

そして、アルバイト先に私語をしに来る客にも・・・。

その人たちは他の店員とは少し離れたところにいて

誰かが注意に来る様子はない。

私のコーヒーはほどなく出てきたので、

それを受け取ってまた2階の自分の席へと戻っていった。

階段を昇りながらふと考えていた。

「なんで、イラっとしたんだろうか?」

私は、自分の中にあるどんな準拠枠(フィルター)が

今の出来事に反応したのか、心の中を探ってみた。

すると、主に2つのことが影響していたことが分かった。

1つは、

コンビニの店長&スーパーバイザー時代の経験。

暇な時間ほどやってほしいことがある。

時給を払って友達と立ち話などしている場合ではないという

「すべき」思考があった。

もう一つは、

ちょっと恥ずかし話だけれど

(大昔のことなのでいいということにしてカミングアウトする)

高校時代、気になっていた子が

モスバーガーでアルバイトをしていた。

学校が終わったあとに、好意を知っている

友人を付き合わせて、店によく足を運んだ。

そのとき、気になっている子の友達と思しき男子たちが、

気軽にその子にはなしている場面を何度も見た。

当時の私は、今ほどオヤジ化していなかったので、

気軽に異性に話しかけることができなかった。

うらやましさを隠して、遠くからそれを眺めていた。

そんな話しかけられない自分を隠すために、

こんな風に言い訳をしていた。

「アルバイト中に、話しかけるなんてけしからん!」

と。

・・・

人に何か言ってやりたくなることは、誰にでもあるだろう。

でもその、言いたくなるワケは必ず自分の心の中にある。

言いたくなるワケの多くは、自分を守ってきた大切な価値観

・・・つまり「すべき」に関係していることが多い。

そして、

他人に対して「すべき」を感じているときというのは、

自分が自由にできない抑圧された「何か」を

抑え込まざるを得ない状況のときにこそ、

自由にできる他人によく腹が立つ。

「すべき」は願望を抑圧した結果なのだろう。

だから、他人に腹が立った時、それを鎮めたいなら

まず、自分の中で抑え込んでいる

「何か」の願望があると疑ってみるといい。

自分のほうに、言いたくなる

心のワケがあったのだと認められれば、

他人に対する攻撃的な感情というのは、

かなり落ち着いてくれたりする。

・・・

店員が私を怒らせたのではない。

友達が私を怒らせたのでもない。

私の中に怒りたくなるワケがあり、

私が怒りたくて怒る道を選んだだけ。

そう確信した私は、

今度は、怒らない道をわざと選んでみることにした。

おかげでクーポンでワンサイズ大きくなった

100円のMサイズコーヒーを

大変おいしくいただくことができた。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「すべきは、内なる願望の抑圧だと思ってみる」

私は私を怒らせることもできるし、

怒りを鎮めることもできる。

自分の感情を所有できた私は

いつも私の思うがままに振舞うことができる。

そんな自分が好きだ。

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