「言うのを我慢」すると聴き下手になる

「話を聴くのは大切だ」

そう認識している人が増えた。

では、聴く大切さがわかったら、

聴こうと思えば、かんたんに聴けるのか?

残念ながら、うまく聴く事はできない。

聴き方にはいろいろ種類ある。

でも、その種類すら、習った記憶がない。

日常的な会話の聴き方以外、

安心できるような聴き方をされた経験もない。

だから、聴けなくて当然。

でも、不思議なことに、

世の中には、自分にはできない聴き方でも、

誰かにしてもらえると、

心が軽くなるような聴き方がある。

それが、傾聴だったりする。

ちゃんと聴ける人になるためには、「絶対条件」がある。

考えてみて欲しい。

・・・

・できるだけ口を開かず、相手の話をさえぎらないこと?

・オーバーにうなずき、あいづちして見せること?

・それは素晴らしいですね?と特に各肯定してあげること?

・上手に本心を引き出すような質問をすること?

・話の全体像を、上手に要約して返すこと?

これらは、傾聴している相手に

「してあげたほうがいいこと」

かもしれない。

でも「絶対条件」ではない。

聴き上手になるための絶対条件とは、

相手に何を提供するか?ではない。

もったいぶらずに言うと、

「聴き手自身が、自分を守れるすべを十分に持っていること」。

・・・

話を聞いているとつい、

意見・反論を言いたくなる人がる。

自分の体験を披露したくなる人もいる。

そのまま放っておいて、

相手に自由に話させてあげればいいのに。

なんでわざわざ、

自分を「披露」する必要があるのか?

それは心が、

「いま発言しないと自分の中の『何か』が侵される」

と感じるから。

「そのまま相手の発言を放置していては、自分を守れない」。

あるいは、

「大切なものを失う」。

その無意識の心の叫びが、

「言いたくなる」衝動を引き起こす。

自分を守れないことへの「恐怖」と呼んでもいい。

では、「言いたくなる」のを

止めるにはどうしたらいいだろうか?

答えは簡単。

「いつでも言える自分を作っておく」

こと。

ここで多くの人は頭の中に

「?」マークが浮かび上がるのが見える。

・・・

人間の脳は禁止をすると、ストレスを余計に感じる。

たとえば、ダイエット中「食べてはいけない」と思うと

余計に食べたくなるのと同じ。

話を聞いている最中は

「言ってはいけない」と思えば思うほど、

言いたくなる。

聴き上手ではない多くの人の失敗は、

「言わないように努力してしまうこと」

にある。

傾聴上手な人は、言わないように努力していない。

「いつでも、伝えられる自分」

をもっている。

いつでも自由に発言できる自分さえいれば、

いま、あえて発言しなくても、

自分の中の「何か」が侵される心配はない。

「言ってはいけない」がストレスになって、

余計に聴けなくなっている。

それが実態。

聴き上手な人は、聴いている最中に

「いまは言わないでおこう」

と、余裕で、能動的に選択している。

自分の本心を自由に発言できる安心感があるからこそ

言わずにいられる。

・・・

「言ってはいけない」と思えば苦しくなる。

「いつでも言ってもいい」と思えば、

苦しくならない。

あたりまえのことなのに、

意外とみんなこれができない。

多くの人は自由に発言することを躊躇する。

なぜなら、発言してしまうと、

感情的にならず、伝える自信がないから。

口を開くことで相手を傷つけてしまった

過去を持っているから躊躇せざるをえない。

その気持ちはわかる。

でも、そこにとらわれれば囚われるほど聴けなくなる。

聴き上手を目指すなら、

自分に安心して伝えられる伝え方を、身につけよう

まず「自分自身の誠実に」、

そして、

「出来る限り相手が受け取りやすいように工夫して」

自分をちゃんと伝えられらば、

聴く事は我慢ではなく、喜びに変わる。

「聴き上手を目指すなら、伝え上手になると聴きやすくる」。

これが真実。

一見、相反するように見える、伝え上手と聴き上手。

この二人は「同一人物」。

・・・

そして、

発言する自由を自分に認められることが

さらに大切な意味がある。

自分に何かを「禁止」したくなる人。

自分の欠点を見つけて

「改善」することに意識を奪わがちな人は

他人に出会ったときも、つい

自分に接するのと同じ方法で接してしまう。

つまり、

相手が自分と違う意見を言おうものなら

即座に「禁止」の言葉を発したくなる。

相手のいい部分を認めるよりも、

出来ていない部分を見つけて

「改善」させたくなる。

そういう形で、現れる。

この反応が、聴き上手とは程遠いことは容易に想像できるはず。

・人は、自分を見るように、他人を見る。

・人は、自分を見るようにしか他人を見れない。

・人は、自分に接している方法で、他人に接する。

これが人間関係の基本原則。

聴き上手を目指すなら、

話すことを自分に禁止するという

「安易な方法」をやめよう。

自由に発言できる自由な自分を作ろう。

そうすれば、

大切な誰かを自由にしてあげられる

可能性がさらに高まる。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「自由な人ほど、話が聴ける」

<お知らせ>

ここまで話を聞いても、

「自由に発言する人は、ただのわがままな人ではないか?」

と納得できない人は、

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岩松に質問してみてください。

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