急いでいるから電車が遅れて喜ぶ

急いで帰りたい用事がある。

東京駅にいた。

スマホで、次の電車の出発までの

残り時間を示してくれるアプリを見たら、

「発車まで、あと60秒」

と書いてあった。

まだ改札を入ったばかり。

乗りたいホームまでは、距離がある。

駅は、混んでる。

いまからではたぶん間に合わないだろう。

そう思いつつ、時計を見るのをやめて、

出来る限り早く歩くことだけに専念した。

体感的にはとっくに、60秒を過ぎて、

ホームに上る階段まで、たどり着いた。

もうあきらめていた。

でもその時、なぜか、

発車の音楽が鳴るのが、聞こえ始めた。

そう、なぜか、「鳴り始めた」ばかりだった。

少し電車が遅れていたようだ。

直感的に「これなら間に合う」と、

急いで階段を駆け上がった。

すると、そこまで急ぐ必要もなく、

発車ベルが鳴り終わる、5秒も前に、

余裕で乗ることができた。

オマケに、座ることもできた。

座ると同時に、電車は発車した。

さきほどの、発車までの

残り時間を示すアプリを見たら

発車予定時刻を、33秒過ぎていた。

あきらめていたので、全力で走り、

体力を消耗することもなかった。

労せず間に合ったことに、心の中で感謝した。

・・・

普通、急いでいるときに、

電車が遅れたら、きっと苛立つと思う。

私ではない、別の誰かは33秒遅れて、

苛立っていたかもしれない。

でも、

わたしは、急いでいたからそこ、

「電車が遅れてくれて」喜んだ。

ときどき電車が遅れて、

駅員さんに怒っている人を見かける。

気持ちはわかる。

でも、怒っているその人は、

電車が遅れたから怒っているのではない。

電車が遅れて

「自分に都合が悪いから、怒っている」

だけ。

電車に限らず、世の中の怒っているすべての人たちは、

「自分に都合が悪いから、怒っている」

だけ。

電車が遅れても、そのほうが自分に

都合が良ければ、むしろ喜び、感謝する。

(私のように)

電車が時刻通りに発車しないのは、正しいことではない。

でも自分さえ困らなければ、

その時に、怒っている人を見かけても、

一緒になって怒ることもしいだろうし、

同情もしないだろう。

他人事でおしまいにしてしまうのではないだろうか。

人間は、その程度のものだと思う。

・・・

世の中には、正しいことなどない。

いや、正しいことはあるかもしれない。

でも、人は正しいかどうかでは、何も判断していない。

すべて100%、「自己都合のみ」で判断している。

そんなことをいうと、

いやな顔をされそうだけれども、

事実、自分にとって都合がよいことだけを、

「正しいこと」

と呼んで生きている。

あとは、その

「自己都合のみで生きている自分」

を自分が否認せず、認められるかどうか。

もし、都合よく生きているだけの自分を

認めることができれば、

その人は、日々の生活を、

穏やかな気持ちで過ごすことができる。

もしできなければ、

自分の正しさを、他人に押し付けながら、

今日も明日も、気分を悪くしながら

過ごすことになる。

自分の感情の責任は、

自分でとることができる。

それは、有難いことだと思う。

何かに苛立ち、怒りを感じそうになったら、

自分にこういってあげれば

自分でコントロールすることができる。

「私にとって、都合が悪かったんだね・・・」

と。

自分にとっての正しさを主張するのではなく、

都合が悪かったと認めてあげること。

これもまた、自己受容であり、自己理解。

あなたは、都合が悪くて苛立ちたくなる自分さえも

受容することができますか?

自己受容が出来ないときほど、

他人を責めたくなります。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「人はいつでも、自己都合」

相手のためを思ってすることも、

それをすることにより、

自己承認が上がるのなら、

広い意味では、自己都合と言えます。

自己都合を許せる人ほど、

人間関係はやわらかくなります。

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