鎧ははずすより認める

怒りの感情は「ないがしろにされた」

という感覚が生み出している。

べつの言い方をすると、

「大切なものを守れない」

と思うと人は怒る。

守りたいものがある人は、怒るときがある。

そして、基本的には

守りたいものがない人など、この世に存在しない。

もし、

絶対に怒らないという人がいたらなら

その人は、心が宇宙のように広大か、

それとも、守ろうという責任感が

完全に欠如しているか、どちらか。

・・・

話は変わります。

高校時代までの私の髪型は

7:3(ひしさん)で、マジメ

・・・というか、プライドが高い、

神経質な人でした。

(今でもその気はあります)

「まじめ」の鎧をまとっていた。

みんなの前で、おちゃらけて見せたり、

何かにチャレンジしようしないことで、

成功する可能性にかけるよりも、

「失敗しない自分」でいることに必死だった。

人に笑われるのが嫌だった。

・・・いや、人に笑われ以上に、

人に笑われてしまうと

その情けない自分の姿を見て、

自分が自分をバカにして笑ってくる、

それが嫌だった。

「マジメ(そう)」という鎧をまとうことで、

自分を守ろうといしていた。

(実際には守り切れていなかったが・・・)

鎧をまとうのには必ず、

「何かを失いたくない」というたぐいのワケがある。

たとえば、引きこもりの子は、

家にいることで、人生の大切な時間を

無駄にしているように見えるけれど、

喜んでそうしているかどうかは別として、

相対的に「何か」から自分を守る必要の方が

強いから引きこもっている。

行動力に欠ける、消極的な社員は、

チャレンジして何かを得ることより、

相対的に守りたい別の「何か」がある。

子どもを強く叱ってしまう親は、

その行為がいいとは思っていなくても、

怒らないでいると「何か」を失うと

直感的に感じるから、怒らずにはいられない。

年老いた両親が何度も同じ話を

くり返しているのを見たときに、

イラついて「何度も同じ話をしないで!」

と言いたくなるのは、

その親の行為を認めてしまうと、

「何か」を失うと感じているから指摘したくなる。

なにごとにも、必ず「訳(ワケ)」があり

「必要」があって起きている。

心の鎧は防衛的で悪い一面を表すように

とらえれるかもしれない。

でも、それはちがう。

心の鎧は、自分を守る必要を

満たしてくれる大切な道具でしかない。

でも、あるとき不意に自分の中の

心の鎧に気付くときがある。

その気づきで気分が良くなればいいけれど、

たいていその気付きは、気分のよさより

気分が悪さと、反省感を生み出す。

自分の弱さ、至らなさ、

人間としての器の小ささに気付き、愕然とする。

すると人は、その鎧に対して

「欠点」

「改善すべきモノ」

とラベルを貼り、

鎧をまとっている自分を責め始める。

しかし、その

「いい悪いのラベルを貼り、改善向上させよう」

という思考パターンそのものが、

実は、自分を守るための鎧の一つであることには気づかない。

鎧をまとった自分を責めることで、また気分が悪くなる。

そういう思考の持ち主は、

一つの鎧をなくすために、

別の鎧を使っているのだから、一生鎧はなくならない。

鎧をまとっている自分を責めるクセがついている人は、

一生、自己肯定感があがらないことになる。

解決策は・・・、

「他人と同じ目で、自分を見ないこと」

他人は、鎧を見つけたら責めてくる。

引きこもりには悪い、おかしいというだろうし、

子どもに怒る親には、怒るべきではないと

断罪をしてくるだろう。

他人が責めてくるのを、やめさせる手段はない。

でも、たとえその指摘が正論でも、

他人が責めてくるのと同じ視点を採用し、

自分が自分を責める必要はない。

他人の指摘をうのみにし、

自分が自分を責め始めたら、

この世の中にはもう、

あなたの味方は一人もいなくなる。

ひとりぼっちで生きていかなければいけないと思えば、

自分を守るための道具として、

また、新しい鎧がも一つ必要になる。

その悪循環にハマらないために、

鎧をまとっている(まとってきた)

自分を責めるのをやめよう。

自分には「鎧をまとう必要があった」事実を認め、

いままで自分を守ってくれていた、鎧に感謝しよう。

そして、これからもその鎧が必要そうか?

自分と相談してみよう。

必要なら、喜んで、能動的に鎧を着け続ける道を選ぼう。

鎧はなくそうとしてもなくならない。

認めたときに、自然と必要がなくなり、手放している。

鎧の存在に気づいただけでは、人は変わらない。

気づいたあと、改善しようとしても、だいたい悪化する。

鎧の存在に気づいたら、受け入れればいい。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「心のワケを聴き、認める」

自分を改善、向上させようと

思っていると自信はつきません。

いまの自分、いままでの自分に

感謝できて初めて自信がついてきます。

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「自信をなくすための行動」

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