ちがいを分かる

週末、名古屋で傾聴講座を開催できました。

初開催です。

もともと、東京でも大阪でも

愛知の方はたくさん来てくださるので

いつか愛知で開催したいと

思っていた夢がまた一つ叶いました。

今後、年に数回開催していきたいと思っています。

傾聴講座の定期開催は今回が初めてでしたが

名古屋自体は、企業研修や

記憶術の関係でときどき来ることがあります。

でも、市内を散策する時間は今までありませんでした。

今回、慣れた傾聴講座の開催ということで、

準備も少なく時間が取れたので、

前日入りをして、はじめて、

名古屋市内を地下鉄を乗り継いで

いろいろまわってみました。

知らない土地を歩くのが好きです。

・・・

名古屋の思い出といいますと

大昔、兄が名古屋の予備校に

通っていたことがありまして。

名古屋の地下鉄に乗ったのは、

おそらくそのとき引越しの手伝いに来た時以来です。

ほぼ初めてと言っていい、

名古屋の地下鉄を乗り継いでいるうちに

普段よく使っている、東京の地下鉄との、

ある違いがあることに気が付きました。

その違いとは・・・、

「改札の外にトイレが多い」

ことです。

東京の場合、地下鉄の場合、

改札の中にだいたいトイレがあります。

なので改札を出たあとトイレに行こうと思うと、

定期券を持っていれば、もう一度改札に入るか

近くの別の施設のトイレを拝借しなければなりません。

ところが、今回使った名古屋の駅、4駅は

どこも改札の外にトイレがありました。

(途中で気づいたので、確認したんです(汗))

改札に入ったあと、トイレを探さなかったので、

もしかしたら中にもあるのかもしれません。

でも、それとは別に、

改札を出たすぐ近くに駅のトイレがあったのを

見たときは、ちょっと驚きました。

東京ではあまりないので、

「同じ地下鉄でも、違うもんだな」

と。妙に印象に残りまして。

・・・

もし東京で地下鉄に乗ることがない人だったら

トイレの場所の違いなど、気にもならなかったでしょう。

東京の地下鉄のトイレ事情をよく知っていて、

それと似ているけれど違うからこそ、

はっきりと違いがわかったわけです。

変な話、これって、

コミュニケーションの原理と

全く同じだなと思いまして。

・・・

どういうことかと言いますと。

もし私が、地元の東京の地下鉄の

トイレ事情について全く知らず

名古屋の地下鉄のトイレについてだけ、

一生懸命観察し、研究をしても

「何が名古屋の特徴なのか」

はよくわかりませんよね。

つまり、外にあるものだけよく観察しても、

特徴というのはよくわからなくて、

比較対象があるから分かるわけです。

外にあるものをよく知るためには、

外を知る前に、内側にあるものを

よく知っているからこそ

違いが特徴として浮き上がって見えてきます。

・・・

傾聴の祖、C.ロジャーズが言いたかったことも

まさにそれと同じかと。

ロジャーズは傾聴で重要な基本的態度として

「受容、共感、一致」

をあげました。

中でも「一致」の大切さを強調したわけですが、

この「純粋性」とか「仮面をかぶらないこと」と

訳される一致は、実は

カウンセリングをしている人の中でも

よく理解されていないというのが現状です。

でも、わたしもこの「一致」こそが

傾聴で最も大事だと信じているひとりであります。

以前、ある大学で心理学を教えている先生から

一致についてこう説明を受けたとき

とても納得したことがあります。

一致とは、

「自分が今何を感じているか?感じていないか?自分の内面に関心があること」

この一文だけ見ても、

普通の方はまだよくわからないと思います。

でも、それまで一致について考えてきた私にとっては、

とてもすっきりと明快な答えだったのです。

簡単に言うと、

「自分の気持ちに気付いていないと、他人の気持ちにも気づくことはできない」

「自分の気持ちがわかっていない人は、他人の気持ちもわかることもできない」

ということです。

誰かのことをわかりたいと思うと、つい

「相手はどう思っているのだろう?」

「相手にどう接すればいいだろう?」

という風に、

相手(外)にばかり意識が向かないでしょうか?

それでは、本当に相手をわかることは

できないということです。

本当に相手を知るためには、

まず自分(内側)について

(地元の東京駅のトイレ事情と同じくらい)

よく知っているからこそ

外にあるものをよりクリアに理解できるというわけです。

つまり傾聴で言う「相手の気持ちをわかる」とは、

自分と「同じ」部分をわかっていくのではなく

自分とは「違う」部分をわかりあうことなんですね。

何をわかるか?

わかり方にも種類があります。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「自分を知り、違いを分かりあおう」

人間関係というのはつねに

自分の姿と相手の姿を鏡で映しあいながら

違いを分かりあっていく作業であります。

<お知らせ>

自分を知り、他人との違いを分かるための

傾聴1日講座を今週水曜日、3月8日開催します。
 ↓
http://bit.ly/2k1gHKi

 

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