わかるより、わからないが大切

東京地方は2月14日に春一番が吹きましたね。

ところで、何気なく使っているこの

「春一番」

という言葉の定義をご存知でしょうか?

わからなかったので、調べてみました。

春一番とは・・・

「立春から春分までの間に南寄りから吹く、気温を上げる風速8m以上の強い風」

のことだそうです。

風速や風向きの定義は、

地域によって基準が変わるようですが、

関東ではそのようになるそうです。

知っていた人がいるとすると、

かなりマニアな感じがします(笑)。

いままでなんとなく、

春まえにあたたかい強風が吹くと

「春一番だね」なんて使っていました。

偶然それが、春一番で当たっていた

時もあると思うのですが、

「わかっている」のではなくて

「偶然当たった」だけだったんですね。

はずれていた時もあったと思いますし・・・。

こんな風に、

「ザックリわかっているつもりなんだけれど、ちゃんとはわかっていなかったことにあとから気づいた」

経験はないでしょうか?

私は、人間関係の中でもしょっちゅうあります。

先日も娘が最近、着替えもせず

ソファーでよく寝てしまうので

なんとなく疲れているのかなと思いつつも、

ソファーで寝るな!と叱っていたら、

実は学校の演劇の発表の練習が、

結構大変だったとあとから知り、

「そうと分かっていたら、もうちょっと優しい起こし方をしてあげればよかった」

と猛省したり・・・。

人間の脳は、自分が持っている、

あるいは目に見える情報の中だけで

物事を判断し、理解し、

結論を出したがる傾向があります。

・・・

こんな例はいかがでしょうか。

たとえばAさんがいたとして、

Aさん「こんなことになるなんて・・・、青天の霹靂でした。」

と言ったとしましょう。

すると、その言葉を聞いた人は、

きっとざっくりと

「予想外のことが起きて、驚いたんだなぁ」

と思うことでしょう。

たしかに「青天の霹靂」という言葉は辞書で調べると

そう意味意味なので、別に間違いではありません。

でも、人の話を聴いて、その人を

ちゃんと理解しようとするなら、それは

辞書に書いていある単語の意味で

理解することではないですよね。

「Aさんが青天の霹靂と感じざるを得ないのは、どういった思いから出てくるのだろうか?」

と言う風に、

Aさんにとっての、意味や価値を理解することです。

すると例えば、Aさんにとっての青天の霹靂は

こういうことだったのかもしれません。

・安心しきって何も考えていないところに不意打ちを食らった感じ

・ちょっと気になる状況があったので、確認をしたら相手から「大丈夫」とにこやかに言われたので、信じ切っていたのが掌を返された感じ

・別の大きな問題に対処していて、全くノーマークだったところから急に火の手が上がった意外な感じ

・・・など

いまの例は想像で書きましたが、

本来は想像するのではなく、

Aさんにとっての意味や価値が

ちゃんと言葉で表現(言語化)されているのであれば、

それをくり返ししたり、要約して確認をとっていきます。

本人の口からしっかりと、

青天の霹靂について語られていないのであれば、

Aさんにとっての、青天の霹靂を

「ちゃんと理解していない自分に気付き」、

「青天の霹靂といいますと?」のように、

不明確な思いに立ち止まり、

思いを明らかにするような質問をしたりします。

つまり、人の話を聴く意味というのは

話し手が楽になるとか、気づくとかいうこと以前に

聴き手自身が、Aさんにとっての

どんな思いや意味が明らかになっていて、

どんな思いが明らかになっていないのか?

自分がわかっていないことがわかってこそ、

はじめて、気づきや楽につながる

関わり方ができるようなるというわけです。

そしてその、対話の中で相手だけでなく、

対話しているときの自分の感じていることに

しっかり意識が向けられている状態のことを

「一致」

と言います。

カウンセリングのテキストなどで一致は

「純粋性」とか「心の仮面をかぶらない」

と書かれています。

その表現も間違いではないのでしょうが

もうちょっと深くその意味を考えてみると、

自分の内面に気付かないまま、

相手と向かい合うこともまた「純粋」ではなですし、

分かっていないのにわかったふりを

無意識にしてい待っているのも

偽りのりの仮面をかぶっていることであります。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「わかりたいなら、まずわかっていない自分に気づくことから始めよう」

相手をわかるということは、分かっていない自分をわかる

ということと100%イコールです。

それさえわかれば、人の話は聴きやすくなりますね。

わかることよりも、わからないことの方が大切です。

・・・

ちなみに、2月14日に東京地方で春一番が吹いたあと

3日後の17日にも同様の風が吹いたのですが、

そのとき「春二番」というは、

俗称で、正式名称ではないそうです。

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