失敗作と言われた子供

「あなたの育て方は失敗だった」

某テレビ番組中でみた、

優秀な某有名スケート選手の姉が、

親から言われて傷ついたというひとことです。

もしあなたが親なら、

似たようなことを子供に言っていないでしょうか?

この言葉は、子供を傷つけるだけでなく、

親自身がうぬぼれの中にいる様子がよく表れています。

まず、子供のほうの立場から見てみましょう。

子供にしてみれば、育てられ方は選べません。

「あなたの育て方は失敗だった」

と言われることは

「あなたは失敗作だ」

と言われているのと同じ。

親が良かれと思うようにしか、

育ててもらえなかった子供にしてみたら、

挙句の果てに失敗作のレッテルを張られても、

別の親を選んで育てなおして

もらうことはできないのですから、

いい迷惑でしかありません。

親が子供に対して、

「失敗のレッテルを張れる」

ということは、裏を返せば、

成功した時も、成果を独り占めできる

といっているのと同じです。

「子ではあっても、他人の人生を決定する力が自分にはあるはずだ」

という思考自体がうぬぼれでしかありません。

もう一つ。

「あなたの育て方は失敗だった」

とレッテルを子供に貼るということは、

逆側にある

「子育てを失敗した自分」

の責任を子供に転嫁していることでもあります。

「あなたの育て方が失敗だった」

のではなくて

「私は、子育てが上手にできなかった」

とわたくしごととするのが正解でしょう。

作品のほうの出来具合に不満を言い、

それを作った(と言い張る)

自分の至らなさ加減から

逃れるのに使われたら、子供はたまりません。

さらに、加えて言うと、

「子育てがうまくできなかった」

と過去形にすること自体、

今もできていない自分から

目をそらす現実逃避でもあります。

子供の出来具合に不満を言うのも、

失敗を過去の出来事(結果)かのように言うのも、

「今もまだ、失敗し続けている自分から目をそらす」

言い訳にしかなりません。

「意識が今の自分に向いていない」

その意識こそ、今も昔も変わらず

その人が抱えている、問題の根本なのです。

人は自分の中にある悪いものからは、

とことん目をそらしたい存在です。

それ自体をその場で止めることはまずできません。

あとになってから、

ゆっくりと気づくか、認められるようになるかどうか・・・。

さて

では、どうやって治すことができるのでしょうか?

はっきりしていることは、

「なおそう」としても

「正しく意識しよう」と努力しても

たいていみんな

うまくいっていないということです。

(身に覚えはありますか?)

つまり意識(心)の問題は、

悪いものの方に意識を向けて、

悪者退治をしようとしても、

ほぼ失敗するようにできています。

(でも人は、それを好みますが・・・)

うまくいかない理由の一つは

(人間は悪いものを見たくないので)

都合よく解釈し、本当の問題には

なかなか向き合えないということ。

二つ目は、

悪いものに意識を奪われる思考そのものが、

子育てに失敗しているかどうか

気になる思考と同じだということ。

(問題を生み出している原因を使って、問題を解決することはできない。)

つまり、

悪いものを意識してみても、

いいものはわからないということです。

いいものを知るには、いいものを実際に見ないといけません。

解決法は単純ですし、一つしかありません。

悪いものを治そうとするのではなく

いいものを意識し、いい行動を増やすこと。

子育てに失敗したなどと言っている暇があったら、

どれだけ自分が子育てに尽力し、

気持ちをさき、時間を割いてきたか、

自分のしてきた努力をしみじみと感じ、

自分を認めてあげましょう。

自分のできなかった思いにも寄り添い、

直そうとするのではなく、

精一杯だった自分の子育てを認めてあげましょう。

そうすれば自然と、

失敗作だったなどといううぬぼれた思いも、

都合の悪い過去から目をそらそうとする

心の動きも減ってくるでしょう。

自分の悪い部分を見ているから、

人の悪い部分が見えるのです。

後悔や反省ばかりしていると、

他人への不満が増え、

今が満たされなくなってしまいます。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「後悔、反省している暇があったら、今いいものを増やすことに力を使おう」

自分を責めるのも自分。

自分を許すのも自分です。

「私は、自分のことなど責めていない」

と、錯覚していませんか?

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