置き換える心理

子どもも5歳にもなると

自我がだいぶ育ってくるものですね。

5歳の息子は最近やたらと

近所の総合スーパーに行きたがります。

おもちゃ売り場が目当てです(苦笑)。

「見るだけならタダ」

ということで、

買い物ついでに、おもちゃ売り場に

行くこと自体はよしとしています。

でも、

行けば当然、おもちゃが欲しくなるわけです。

多分に漏れず息子は、おもちゃを見ては、

必ず2、3個「これ買って!」と言ってきます。

あちらも慣れたものですが、

こちらも慣れたもので、

特に怒りもせずに淡々と

「買わなぁ~い」

と受け流しておしまいになります。

それでもしつこく買って買って

と言われたときは、それもまた淡々と

「じゃあ、そこでおもちゃと一緒に暮らしな。お父さん帰るから。」

といってその場をあとにします。

すると、あきらめて、

不満そうにしながらもあきらめてついてくるわけですが、

その前に、息子はあることを必ず「ねだって」きます。

そのあることとは・・・

「おもちゃの写真を撮る」

ことです。

どうやら妻も同じような経験値があるようで、

ねだられると息子に、

「じゃあ、写真撮っておいて、サンタさんにお願いしたら?」

という作戦を使っているようです。

その流れで、息子は欲しいものが手に入らない時に

「これ、写真にとって~」

と毎回いうようになりました。

見るだけならタダですが、

写真を撮るだけでもタダなので、

「いいよぉ~♪」

と、いって撮ってあげます。

すると素直におもちゃを置いて

その場を立ち去るのです。

・・・

これは心理学でいう「置き換え」ですね。

「置き換え」とは、

満たされない欲求を本来のものとは

別の対象に置き換えることで充足することです。

その姿を見ていつも思うのは、

年齢にかかわらず、

「人間というのは、よりよく生きるために、うまくできているものだな。」

と思うのでした。

写真に置き換えする心の動きそのものもそうですが、

そのあとの息子を見ていて、さらにそう思うのです。

おもちゃの写真を撮っあと、

おもちゃを手放せるだけでなくて、

「欲しかった気持ち」

もその場で手放しているのが見ていてわかるのです。

帰るときにはあっけらかんとしたもので、

ついさっきまでおもちゃを

おねだりしていたことさえ忘れて

「家に帰ったらおやつ食べるぅ~」

と、気持ちはすでに未来に向いています。

・・・

最近、心理学ブームだそうです。

悩みがある人ほど心理学に

興味があったりするかもしれませんね。

私自身もこの世界に足をツッコんだのは、

もろもろ自分に対する悩みがあったからであります。

心を知り、心を分析して、

欠点を治していく参考にしたかったのかもしれません。

でも、個人的にいま思うのは、

心は治したり、改善させるものではなくて、

その存在を「知る」だけで

十分だということであります。

心が動くには、かならず「ワケ」があります。

そのワケに対して

「なぜそうなるのか?なぜ?なぜ?」

と昔は原因を特定して治そうとしていました。

でも心理学で割り算できるほど、

心は方程式どおりにはいかず、

かえって悩みや苦しみを増やしていたような気もします。

そのうちにわかったことは、

「ワケ」はただ、

「なにかワケがあるんだなぁ・・・」

と、存在を認めてただ眺めるだけで

十分楽になれることを知りました。

自分の心への傾聴ですね・・・。

息子には、

「おもちゃを写真にとることで、自分を納得させたい心の動きがあるんだなぁ」

と眺め、

結果的にスッキリしている息子の姿を見て、

「やっぱり、ワケがあるんだなぁ。」

とわかれば、それで十分だなと今は思います。

相手の心の動きをみとめ、

それを眺められるようになると、

自分の心も楽なる。

そんな経験を積み重ねている気がします。

いかがでしょうか?

これをお読みいただいているあなたは、

「ただ心の動きを知るだけで、心が軽くなった」

という経験はありますか?

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「心は治すものではなく、ただ知るもの。」

たとえば、

「親が変われば子供が変わる」

みたいな話も耳にします。

一理あるかもしれませんが、

私は親が変わらなくても、子供は

自分のなりたいように生きていく力を

信じているほうであります。

物理的、精神的な恐怖を

直接与えようとするのでもなければ、

子どものために親が変わったりしなくても、

子どもは自分が生きたいように生きられます。

人間関係は自分が映し出されるただの鏡だと思うので、

「親が自分を責めると、子もその姿を見て自分の責め方を学ぶ」

「親が子供の為に変わろうとすると、子供もその姿を見て『親のために変われ!』を学ぶ」

そんな風に思うのですが、

いかがでしょうか?

もっと子供を信じてあげたいものですね。

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では、子どもを信じるにはどうしたらよいか???

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