~自信家への対応~ 著書「聴く力の強化書」原文より抜粋

本書では自分との関係をよくしましょうと言ってきました。

すると「自信家でわがままな人はそのままでいいってこと?」と疑問を持つ方もいるでしょう。
わがままの種類にも寄りますが「我が」「まま」であることが悪いとは思いません。
でも人の迷惑を顧みずやりたい放題の人がいますね。
たとえばパワハラをする上司などがその例です。
工場長として勤務をしていた30代のIさんのところに、最近Iさんの会社を買収した親会社から50代の新しい上司がきました。工場長として。Iさんは工場長の立場を追われた形です。
あたらしく来た50代の工場長は、来るなりIさんに対して激しいパワハラを始めました。
ただ歩いてすれ違っただけなのに「なに睨んでるんだ!」と身に覚えのないいちゃもんをつけたり、飲み会の席でIさんを名指しで仕事ができない怠けものと罵倒し給料泥棒と言ったり。
やりたい放題でした。
一方で自分にペコペコ頭を下げる部下たちとはいつもニコニコ話しながらつるんで、Iさんを精神的に追い込んで行きました。
一見強く自信がありそうな工場長ですが、本当に自信家でしょうか?
私はそう思いません。
むしろ逆で「自信があるように思われたい人」あるいは、自分で自分のことを「自信があると思いたい人」に見えます。
つまり自分と自分との関係はかなり悪い人ではないでしょうか。
この工場長、親会社の方から見ると左遷する形できたようです。
家族との関係も最高に幸せかどうか怪しいものです。
自分の自信の無さが他人への権力の誇示や威圧として現れることがあります。
一番の対処法は近づかないでできるだけ距離をとることです。
離れられない距離にいるなら罪悪感や劣等感を植え付けられそうになった時に、「そうやって他人を見下して、自分が上にいると思いたいんだなぁ」と自分の人間性の問題ではなく、相手の問題であるとまずは他人事として眺めるて見ることをお勧めします。
そうはいっても相手も劣等感、罪悪案を植え付けるのが上手でしょうから、やはり色々な意味で距離をとるのが一番の解決策です。

※原文からの抜粋なので、書籍とは内容が異なります。

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