ポケモンGOで「やる気」はアップするか

アメリカの心理学者フレデリック・ハーズバーグは

企業におけるモチベーションの研究の中で

「動機づけ、衛星要因」

の二因子論を打ち出しました。

産業カウンセラー講座を受講した方であれば

必ず耳にする理論ですね。

動機づけ要因とは簡単に言うと、

「満足感増やす要因」。

衛生要因とは、

「不満を減らす要因」。

つまり、

満足感を増やす要因と、

不満を減らす要因は違うというわけです。

ちなみにこれによると、

不満の増減に関する要因のトップは

「会社の方針」

だそうで、会社の方針に納得がいかないと

不満がたまってきます。

でも、会社の方針に納得していたら

「やる気が増えるか?」

といえばそうではなくて、

会社の方針は不満を増やす要因にはなっても、

やる気を増やす要因(動機づけ要因)

にはならないというわけです。

逆に、

やる気や満足感に影響を与えるのは、

「達成感」の多さですが、

達成感が少ないからと言って、

それが直接、不満を増やすことにはならい。

グラフはそういう見方をします。

・・・

話は突然変わりますが、

先週、今話題のポケモンGOの聖地になった、

不忍池に行ってきました。

そもそもお盆休みなので観光客も多く、

屋台もたくさん出ていて混んでいるというのもありますが、

不忍池周辺で珍しいポケモンが手に入りやすいとのことで、

広い池の敷地内を座とお見まわして

大雑把に数えただけで1000人はいる人の

半分かそれ以上は、スマホ片手に

ポケモンGOをやっている・・・という、

なんとも不思議な光景でありました。

(私もその中の一人ですが(汗))

その光景を見ても、ポケモンGOをやる人は、

スマホを見ながらその場に立ち止まって

通行の邪魔になったり、

マナーの問題があるというのは一目瞭然ですが、

アメリカの調査では、

ポケモンGOが精神疾患や

発達障害に効果があったこと報告などもありまして、

批判するにも称賛するにも、

実際やってみないとわからないだろうということで、

普段ゲームはしないのでありますが、

楽しみプラス、はやりものの理解をしてみようということで

本気でやってみております(笑)。

個人的な感想ですが、

始めてみてはっきりとわかったのが、

ポケモンGOがきっかけとなって

一部の引きこもり状態の人は、

当然。外に出やすくなるだろうといことです。

その人自身がポケモンGOに興味を持つ

というのが大前提なので、

「引きこもりに効くみたいだよ」とか言って、

他人が進めていい類のものではありません。

私が出会ってきた限り、

引きこもりの人の多くは

外に出る身体的な能力がないのはなくて

外に出る理由やきっかけがない。

用事がないから出ない(出れない)という人が結構います。

人に会いたくないから

夜にコンビニに出かける・・・

というのも耳にしたことがあるかもしれませんが、

人に会うのが苦手という人にもいくつかタイプがありまして、

社会に所属できていない劣等感が

対人関係の苦手意識につながっているケースもあるのです。

人から見える自分が気になる感じでしょうか。

そういう人の中には、

人の目さえ気にならなければ

外に出たいという人も結構います。

つまり自分の中で納得がいく外に出る

「きっかけ」や「理由」が存在すれば、

外に出たいと思っている人も多いのです。

・・・

話が戻りますが、

先ほどのハーズバーグの動機づけ、衛星理論は

職場で働く人を前提に行われた実験結果なので、

直接個人に当てはめることはできません。

でももし仮に、

自分という一人の人間を

「私という運営すべき一つの企業」

と仮定して、

ポケモンGOの効果を考えてみたらどうなるかな?

と想像してみました。

ポケモンGOによって、不満が減るのか?満足感が増えるのか?

結論から言ってしまうと、

満足感が増え、モチベーションアップに

直接効果が上がることはなさそうです。

なぜから、

よほどのゲーム好きというわけでもなければ、

ゲームによる楽しみというのは、

人生そのものとは直接関係がありません。

「衛星要因」の「個人生活」の充実に該当しそうです。

「個人生活」の与える影響は、

衛星要因内でもそれほど大きくありません。

ポケモンGOで生活の不満の一部は軽減できても、

衛星要因のトップ「人生の方針(会社の方針)」がなければ、

やはり人生そのものへの不満が大きく

改善することは期待できないでしょう。

(当たり前といえば当たり前ですが・・・)

また、動機づけ要因のトップは「達成感」ですが、

ポケモンGO(ゲーム全般)により得られる達成感は

リアルではなく、バーチャルな世界での達成です。

疑似体験でも、達成感がないよりあったほうがいいものですが、

バーチャルな世界の達成感が大きければ、

リアルな世界の達成感も追い求めやすくなるという

根拠は見当たりません。

むしろ、

現実とのかい離して、より逃避する可能性もなくはないですね。

このように考えてみると、

ポケモンGOは、外に出られない人や

やることがない人に一定の日常生活の変化を

もたらす可能性があるただの道具といえそうです。

もちろん外に出れば別の必然的に

刺激も受けることになるので、

2次的な効果も否定しませんが、、

それはたぶん偶然の域でしょう。

・・・この私の見立ての成否はともかく、

私も8年間、引きこもりの子がいる

親御さんの支援活動をしてきまして、

外に出るきっかけづくりに、苦労していたものですから、

ポケモンGOがどのようなものか

知りたくなったのでありました。

ポケモンGOに限らず、魔法の解決法などないので、

勧めるにしても押し付けにならないよう気を付けましょう。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「不満を減らしても、満足にはならない。」

ちなみに、

給料は低いと不満要因になりますが、

高くても、さらにどんどんやる気が

高まるというものではありません。

一番は、達成と承認が、やる気を出すご褒美となります。

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