限界を超えると楽になる

昨日のつづきです。

(昨日の記事http://goo.gl/HJRRJj

目を向けて姿勢を作り、

概要を理解し準備を整えてから

はじめる大切だということでした。

・・・

今日は実際にどう覚えていくかです。

実際に娘が覚えないといけないのは24個。

内訳は、

1.大きい湖ベスト10(10個)

2.一番透明な湖(1個)

3.一番深い湖(1個)

4.長い川ベスト10(10個)

そしてなぜか

5.四国で一番長い川(1個)

6.九州で一番長い川(1個)

10+1+1+10+1+1の合計24個です。

6つのカテゴリに分かれていて、

カテゴリ内の数もバラバラ。

これをどの順番で覚えるか?

もしこれが自分自身の勉強ならば、

一番手を付けやすい好きなところから

始めればいいわけですが

娘に教えるというので事情が変わります。

ひとことで「覚える」といっても、

いろいろな定義の仕方があります。

「覚える」とは何か?

今回のゴールを定義します。

漢字を覚えるためには、

「言葉を言えるようにする」

という作業とは別に、

「漢字で書けるようになる」

という2つの段階に分かれます。

漢字が間違えて「△」はもらえるそうなので、

今回は初回ということでゴールを、

「△以上狙い。ひらがなででも書ければOK」

ということにしました。

(高すぎるゴールは脳を萎縮させませます)

仕事でも勉強でも、いろいろな要素から

構成されているものについて、

あれもこれも全部を目標にすると挫折します。

例えば、漢字を覚える場合、

「読み」「書き」「意味」の3つの要素から構成されているので、

それぞれ別々にできるようにしていかなければばいけません。

多くの人が漢字アレルギーになるのは、

読み、書き、意味を同時に覚えようとするから

脳がパンクをするのです。

・・・

娘の場合、

過去に47都道府県を覚えたり、

すでに最近、世界の長い川ベスト10や、

今回の対象にもなっている

日本の長い川のベスト「3(&川の長さ)」

までは覚えた経験がります。

記憶力はあるのがわかっているので、

あえて助走は割愛して、

いままでまったくやったことがない

「一番重そうなところ」から始めました。

今回で言うと、日本の大きな湖ベスト10です。

実際に覚える内容はこれです。

1.琵琶湖
2.霞ヶ浦
3.サロマ湖
4.猪苗代湖
5.中海
6.屈斜路湖
7.宍道湖
8.支笏湖
9.洞爺湖
10.浜名湖

表を見るだけで漢字が多くて、

大人でも見た瞬間一瞬「うっ」と

脳が詰まるかもしれませんね。

・・・

話がそれましたが、

今回のゴールはひらがなでもいいから、

とにかく全部書けること。

娘と一緒に使うイメージを相談しながら

10個を脳に入れていきました。

このとき特に気を付けなければいけないのは、

イメージを作りながら入れいる最中に、

イメージを使わなくてもなんとなく

言葉の響きから覚えられてしまうものが出てきた時です。

人間、楽をしたいので、

パット理解できたと思った瞬間、

それまでもイメージを積み重ねるという方法を放棄し、

適当にできる楽な方法を採用したくなります。

でも、大切なのは、

決めた方法で積み重ねていくことなので、

娘「イメージしなくても、この名前覚えられたからいい」

といったとき、

私「形どおりに覚えていかないと、後で抜けたり、あいまいになる」

とよく伝え適当にさせないことが大切です。

(あなたの周りにも、形を無視して、自分勝手な方法でやって、結局適当に仕事を終わらせようとする人はいませんか?)

何か積み上げていく作業の場合、

根拠のない心地よさだけを求めると

形(カタ)がなくなり「形なし」になってしまいます。

・・・

結局、10個、15分くらいで覚えました。

「未知の」「大きくて」「複雑に思えるもの」

を効率よく覚えるためのポイントは・・・

・最初の1個目、2個目、3個目くらいをゆっくり丁寧に

・すっきり納得いく感覚を持っているかよく確認しながら進めること

です。

何が「すっきり」かは

「言葉に出して気持ちよく言える」

かどうかが基準になります。

私「最初は何だった?」

娘「琵琶湖」

私「次は」

娘「霞ヶ浦」

私「その次は」

娘「サロマ湖」

私「じゃあ、3つ目から逆に言ってみて」

娘「サロマ湖・・・霞ヶ浦・・・琵琶湖」

私「じゃあ上から3つ言ってみて」

娘「琵琶湖、霞ケ浦、サロマ湖!」

私「OK!(ハイタッチ!)」

一つ足すごとにこの

「往復の言語化」

を繰り替えていくことで、

確実に記憶できていることが確認できます。

※実際には、湖の名前を往復して言う前に、作ったイメージを頭の中で見ながら、イメージを往復して言う作業をしました。

最初の「重かったはずの10個」が

楽にできた感覚を持たせることができれば、

一部覚えた経験がある残りの長い川ベスト10は

「たやすくできる」

と脳が感じるようなります。

当然、残りの透明な湖、深い湖、

四国で一番長い川、九州で一番長い川は

1個しかないので「楽勝」となるわけです。

「単語」としてはすべて同じでも、

「その人にとって進めやすい順番」

が必ずあります。

原則の一つとして、

「人間の脳は、いったん大きなものをクリアすると、それ以下のものはすべて簡単と感じる」

ので、その原理は使いましょう。

風船を一度膨らませてから空気を抜くと、

元の大きさよりも少し大きくなりますよね。

それと同じようなイメージです。

これは勉強に限らず、仕事の進め方も同じです。

先輩が後輩に対して

「とにかく俺がやっているのと同じようにやってみろ」

というだけでは仕事を教えたことにはなりません。

理解しやすい基本原理は人間共通ですが、

それを実現するためのやり方は人それぞれ変えないと、

非常に効率が悪くなります。

「教えただけ満足」

にならないよう注意が必要ですね。

・・・

「相手が何を理解できていて、なにを理解できていないのか?」

「何を難しいと感じていて、何を簡単と感じているのか?」

「いま意欲は高いのか?低いのか?」

そういう人間観察力が求められます。

今回のポイントをまとめます。

1.全体の数、カテゴリーの数の中身を口で言えるよう確認する

2.その人に能力がある場合、一番重そうなところから始める

3.そのときの注意点は、最初の数個をパーフェクトに心地よくできる状態を作ること

4.確認方法は必ず「わかったか?」→「はい」と言わせるのではなくて、口で具体的に覚えた内容を言語化すること。

「(だいたい)(たぶん)(なんとなく)(頭では)わかっています」

は、脳の理解度のレベルでみるとゼロ。

「絶対に大丈夫」となるまで繰り返す。

最初の大きな塊をパーフェクトに終えたら、

残りは一気に片付ける。

結局、24個全部覚えるのに、

45分で終わりました。

そして、今朝娘からもらった結果は写真の通り!!!

すばらしいです!

この68点は、私たち二人にとっては

「満点」の68点であります。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「外的な目標だけでなく、内的な合格基準をしっかり持つ。」

私はいま目の前にいる人の心のあり方を

エネルギーの強さや質で見るのが好きです。

「傾聴なんて仕事にどう役立つの?」

なんて言われることもよくありますが、

傾聴は、うなずきやくり返しや

質問をすることが傾聴のなのではなくて、

相手を理解するという目標のために、

その手段を使っているだけです。

目の前の人の心の在り方を理解できれば、

何をアドバイスしていいかも

よくわかるというわけですね。

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