問題解決の前に必ずすること

ある日、食卓机の上に47都道府県の

テスト結果がおいてあった。

そういえば一年位前にやったなと思ってみたら

(一年前の記事:小4の娘が1時間ちょっとで47都道府県を暗記

九州と四国が抜けて「×」になっている。

漢字が書けないだけならまだよも、

場所と名前を忘れているとは・・・。

「これはまた入れないといけないな」

と思いながら、娘の帰宅を待った。

帰ってきた娘に

私「47都道府県忘れただろ?」

と訊いたら

娘「それよりも、あした日本『川と湖』の小テストがあるからどうにかしたい。」

と言ってきた。

47都道府県も気になるけれど、

とりあえず本人が気になる方を優先することにした。

私「では、食事を済ませて一休みした21時15分開始ということで。」

娘「了解!」

ところが、

時間までに食事の片づけなど済ませながら過ごしていた。

5分前になったので、

絵を描いている娘に

私「5分後に開始ね。」

といったが返事がない。

もう一度

私「5分後に開始ね。」

といったら

娘「はぁ・・・い。」

と気のない返事が返ってきた。

再び私は、残りの5分でできるだけの

家事をしようと持ち場に戻った。

時間までにどうにかやりたいことを終わらせて

私「じゃあ、行くよ!(娘の部屋に)」

といったが、

娘「絵を描いているからちょっとまってぇ・・・」

と言い出した。

・・・

はじめから本人が「やりたくない」といえば、

大概認めるほうだが、私がキライなのは、

自分が「やる」といったのに、

ダラダラされること。

それから時間を泥棒されること。

そして、

決めた時間を守らないこと。

だんだん不機嫌になり、

私「こっちだって、時間あわせて家事終わらせてるんだ。やるの?やらないの?」

と、語気が強まる。

しぶしぶ(に見える態度で)、

娘「じゃあ、やる・・・。」

こういう「じゃあ」とかいう言葉が付くのも

正直、気に入らない。

なんとなく険悪な雰囲気で、

勉強がはじまった。

小さいローテーブルに向かい合い床に座ったが、

その時点で、すでに体が斜めになっている。

目がまっすぐ向けていない。

もう一度、

私「やるのやらないの?別に小テストできなくて困るのお父さんじゃないから、やらないならやらないっていえよ。そうすれば、はじめからやらないんだから。」

されにこちらも機嫌が悪くなる。

娘「や・・・る。」

「やるなら・・・」ということで、

まず一番最初に必要なのは

まっすぐ目をまっすぐ向けさせること。

私「こっちみて、こっちみて」

と何度も姿勢をなおさせ、

目がしっかり向くまでしつこく言う。

目が向いたと思ったら、

今度はおもむろに鉛筆をもって、

ノートに絵を描き始めたのでペンを置かせて、

私「使うのは頭だけだから、鉛筆を置いて。」

と目をまた向かせる。

姿勢が出来ていないのに、

効率よく勉強ができるはずもない。

なんども言い聞かせながら丁寧に姿勢づくりをする。

それだけで、2,3分使った。

目が向いたら、つぎは質問。

私「今日覚えないといけないものは全部で何個?」

娘「わからない。15個くらいかな?」

私「ブッブー。不正解。数えてみて。」

といって、娘が持って帰った試験範囲の地図を見せた。

私「まず、全部で何個覚えるの?数えて。」

娘「いち、に、さん、し・・・24個。」

「じゃあ」といいながら紙を取り上げて、

私「次の質問。覚える種類は何種類覚えるの?」

娘「種類って?」

私「長い川とか、大きい山とか・・・そういう種類。」

娘「うーん、長い川と、大きい湖と・・・一番透明な湖と・・・とか。」

私「『とか』じゃなくて、正確に。」

娘「わかんない。」

じゃあ・・・といって、

紙は見せずに口答で種類(ジャンル)を教える。

私「長い川、大きい湖、一番透明な湖、一番深い湖、四国で一番長い川、九州で一番長い川。の全部で6種類。わかった?」

娘「うん。」。

私「じゃあ今のをもう一回言ってみて。」

娘「長い川と、大きな湖と・・・あとなんだっけ?」

・・・こんなことを何度かくり返しながら

種類の数と内容を言えるようにする。

種類が言えるようになったら次は、その内訳の数。

私「長い川は何個覚えるの?」

娘「10個」

私「四国で一番長い川は何個覚えるの?」

娘「そりゃ、一個でしょ。答え言っちゃってんじゃん。」

と、いいながら、

一つずつの数を脳に確認させる。

そして、最後、

私「じゃあ全部で何個覚えるの?」

とまた質問。

これは最初に数えさせた24個になるに決まっているが、

ここまでの作業でそんなことはとっくに忘れている。

今度は、種類の内訳の数を足し算させて

24を出せるかどうかの確認する意味がある。

こんな風に一つのことを

別の角度からわかることで理解度が深まる。

娘「10足す、1足す、1足す、10足す・・・。24個。」

私「正解!」

といいながら、ハイタッチのポーズをすると、

娘が手を打ってきた。

何かを覚えたいときはまず、

1.これから何個覚えようというのか?

2.その種類(大きなカテゴリー)の内訳は何か?

3.各カテゴリーに覚えなければいけないものが何個あるのか?

こんな風に概要をちゃんと理解してから始めないと、

正確に効率的に覚えることはできない。

ここまででようやく勉強に入る「準備」が整った。

すでに10分以上たっている。

そしてこの作業が終わったころには、

娘の「頭を使う準備」が整っていると同時に、

先ほどまでの険悪なムードもすでに消えていたのでした。

目を向けさせて集中力を高め、

「知的欲求」が刺激され好奇心がわいてくる状態になれば

感情も自然と整ってくるものです。

そして娘の感情が変わってきたと同時に

その様子を見て、私の感情もまた

穏やかになっていたのでした。

・・・

ここまででかなり長くなってしまったので、

ここから先、

24個覚えるまでの流れは、また明日ということで!

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「正しいやり方で準備を整えてから本番に臨む。」

仕事でも、勉強でも、そして人間関係でも。

自分が認識している大きな「問題」だけに意識を囚われ

手っ取り早く片付けようとしても

うまくいかないものです。

それを、解決に向かわせるために必要な、

前準備は十分できているでしょうか?

急がば回れといいますが、

本当に急ぎたいなら、

面倒そうでも脳が納得するのに

必要な部分にちゃんと目を向けて、

整えてからでないと、

期待する成果は得られないものであります。

はじめにやるべきことは、その

「事柄(勉強、仕事、相手)をどうするか」

ではなく、

丁寧な姿勢づくりが大切ですね。

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