昔は今

「最近、困ってることないかい?」

ひさしぶりに小5の娘とお風呂に入っているとき、

訊いてみました。

いつもの「定期点検」です。

定期的に同じ質問をすることで、

「定点観測」ができて、

あると言われようが、ないと言われよううが、

「いつものと違い」

を感じとることができます。

(職場での部下への声かけと同じです)

娘が言いました。

娘「(学童メイトの同級生)Mがウザいんだけど。」

「ウザい」という言葉遣いに

それはいかがなものか?と多少の問題を感じながら、

ある疑問がわきてきました。

「Mちゃんは、いま同じクラスではないし、最近学童休んで遊んでいること多いから会う機会もないと思うのに、なにがあったんだろう?」

と。

そこでもう一度、訊いてみました。

「あれ?Mちゃんに最近会うこと、ないよね?」

「うん。ない。」

「???・・・。『最近困ってること』って訊いたんたけど。」

「前ものすごくウザかったから、いまも腹が立ってる。」

「(なるほど)」

・・・

むかし話ばかりを延々と聞かされて

嫌になった経験は多かれ少なかれ

お持ちではないかと思います。

「いいじゃん。もう昔のことなんだから・・・」

「未来を向いて歩こうよ」

そう言いたくなったりしたかもしれません。

でも、

・・・違うんですね。

その「事柄(出来事)」が起きたのは昔でも、

「感情」はいままさに不満なんですね。

「事柄軸(社会的共通な事実)」

で見るか???

それとも、

「感情軸(その人個人にとっての事実)」

で見るか???

それにより捉え方は変わります。

・・・

ひとことで「事実」といっても、

いろいろな事実があります。

たとえば、

1.過去に起きた、事柄の事実
  →「昔、こんな出来事があった。」

2.過去に起きた、感情の事実
  →「昔ある出来事があったとき、こう感じていた。」

3.現在起きている、事柄の事実
  →「今、話をしている。」

4.現在起きている、感情の事実
  →「今、話をしながらこう感じている。」

5.未来に予想される、事柄の事実

  →「こういうことが起きるだろうと予測している。」

6.未来に予想される、感情の事実。
  →「もしそういうことが起きたら、困るだろうと思う。」

事柄が昔なら、

感情も昔ということはありません。

2は過去におきた感情であると同時に、

それを想起しながら過去と似た感情が、

まさに今起きます。

(6は未来を予測して、いま不安になる)

「事柄は昔でも、感情はいつも『いま』」

なんですね。

それを知っておくと、

昔話も「いまの話」に聞こえてきて

聴きやすくなるのではないでしょうか。

・・・

人間は事柄と感情の両方からできています。

事柄だけ理解しても片手落ち。

感情だけ理解しても片手落ち。

両方を理解してはじめて

相手のことが分かったと言えます。

(もしかしたらここに「思考」もプラスしてもいいかもしれません)

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「出来事は過去でも、感情はいつもいま。」

・・・

「いまもムカついてくるらいウザかったんだ!」

そう返したら、

「そうぅぅ!!!!!!!!」

と不機嫌MAXで力強く言われたので、

相当イヤだったし、いまもイヤなんだと

「わかった」

のでありました。

出来事は頭で理解できますが、

受け止められるのは

「いま、ここ」

で起きてる感情であります。

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