正しさとは何か?

朝、学校に行かなければいけない時間の

15分前になってようやく起きてきました。

娘(10歳)が何かに対して怒っています。

「怒られていた」のは、目覚まし時計です。

「ちゃんと時間セットしたのに、なんで鳴らないの!?。目覚ましのせいで遅刻する(怒)。」

その娘の言葉をきいてふと思った。

「これはいい言葉だなぁ。」

遅刻しそうになってものに八つ当たりしているのに、

何がいいと思ったかといいますと・・・。

「親のせいにしていない」

ところです。

自分が小学生だった頃は、

朝、起きれなかいと決まって

「なんで起こしてくれなかったの!」

と、親のせいにしていたものであります。

ひどいときは、

せっかく一度起こしてもらったのに二度寝して、

その二度目も起こしてくれなかったことに

腹を立てたこともありましたね(汗)。

起きない自分の責任を

よく親になすりつけていました。

でも、いま目の前にいる娘は

親のせいだとは思っていない。

それがいいな・・・と。

自分の苦い経験もあるからでしょうか、

娘には幼少期から

「起こさないから、目覚まを自分でかけて起きて。」

と言ってきました。

ですから目覚まし時計に向かって怒る娘の姿から、

その成果が実っているのを

感じとれたのもうれしかったですね。

別に私が八つ当たりされたくないから

そういう決まりごとにしたというだけでもないんですね。

いま目覚まし時計に「八つ当たりできている」娘であれば、

将来、親がいない場所に巣立ったとき、

(目覚まし時計との「関係性」だけ気を付ければ)

自分の力で起きられるようになるだろうと、

自立した未来が見えた気がしたのが

うれしかったのでした。

それも親の自己満足なんですけれどもね。

「自己」が「満足」するのも大切なことであります。

・・・

子育てでも、仕事でも、

目に見えている「行動」を

正しくさせたくなることがあります。

でも、

「目覚まし時計のせいにしないで、ちゃんと自分で起きなさい!」

と指摘するのは簡単ですが、

その指摘しているときの自分の表情を想像すると

顔つきが怖かったりするわけです。

たぶん、自分では気づかなくても、

怒りホルモンのノルアドレナリンが出ているのでしょうね。

感情はイラついていて、

穏やかではないことは明白です。

ちょっとややこしい問いでありますが、

「目覚まし時計に怒っている娘に対して、こちらもイラつきながら正しくないと指摘するのは、正しいことなのか?」

もし、

「間違っていることを指摘するのは正しいことだ」

という正しさを採用している人ならば、

その行動は正しいことになるでしょう。

でも別の「正しさ」もあります。

たとえば

「行動の正しさよりも、感情の正しさを優先する」

こともできます。

どういうことかといいますと、

感情のレベルで見れば、

怒っている人(娘)に対して、こちらも怒って指摘したら、

「怒っている人が二人いるだけ」

ですからそれは

「感情的には正しくない」

という見方もできるわけです。

脳科学者の池谷裕二さんが言うように、

そもそも、

「正しさとは、個人的な好き嫌いにすぎない」

のですから、

どの正しさを採用するかは個人の自由であります。

感情的には怒りながら、

正しくない行動を指摘するのか?

正しくない行動を目にしても、

自分の感情を「怒らせない」穏やかさを正しいとするか?

正しさの基準は多種多様であります。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「怒る、怒らないを決めているのは相手ではなく自分。」

私は、行動的な正しさよりも、

感情的な正しさを優先したい方ですね。

なぜなら、

他人に、自分の正しさを

押し付けようとしている人の姿は

いつ見ても鬼の形相に見えるからであります。

さて、これをお読みいただいているあなたは、

どんな正しさを採用していますか?

・・・

娘が学校に行ったあと、

壊れていると言っていた目覚まし時計を

一応調べたら、壊れていなかったことは、

いうまでもありません(笑)。

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