学習効率を上げるには「やらないこと」を増やす

「算数がわからない」

たぶんそうなんだろうなと思っていたけれど、

小5の娘がようやく根を上げてきた。

どこがわからないのか訊いてみたら、

「デシリットルとかリットルとがわからない」

という。

その言い方から気になったのは、

「とか」

の部分。

細かい言葉づかいが気になる性格です。

おそらくわからないのは

デシリットル・・・だけじゃなく

他の部分も怪しいだろうと推察し、

翌日、「4年生」のドリル買ってきた。

復習なのだから、ドリルを全部やっても意味がない。

1ページ目からざっと見ていき、

そのページ内で一番簡単な問題と、

応用問題の2,3問ずつだけ

ピックアップして丸をつけていった。

その日娘が帰宅してからやらせてみると、

案の定、デシリットルだけでなく、

図形や割り算の繰り下がりが

すでに怪しいことが分かった。

怪しかった問題はその場で

類似問題を即席で手作りして

5問ほど解かせていく。

同じような問題を続けて解けたことで

本人もやっと納得した。

このときのポイントはゆっくり考えさせず、

あっという間に解かせていくこと。

理屈を伝えた後は、ゆっくりと考えさせてはいけない。

反射的に出てくるように負荷をかける。

算数は理屈の世界だから、

知らないことは考えてもわからない。

わからないことを考えさせても意味はないし苦痛なだけ。

算数がますます嫌いになってしまう。

教えた通り、アウトプットさせる。

例えば小数点なら「00.125」のようには

「00」は絶対に並ばないと理屈を伝えたら、

「00368」「00025」「000086」など類似問題をつくる

実際に小数点を入れさせて解かせる。

書かせる行動(アウトプット)をたくさん

体験的に理解させてしまった方があとが早い。

長く考えさせたり、説教しても理解は深まらない。

1.理屈を説明する
 →わからないことは考えさせても仕方ない。

2.例文をみながら理屈通り口で説明させる
 →アウトプットできないことは脳にインプットされていない。

3.類似問題を数問矢継ぎ早に一気に解かせる
 →体験的に作業として理屈を理解する。

これで解ければ本人も安心しておしまい。

できば翌日、

前の日の復習を数分入れるといいが、

私にはその時間がないので、

あとは頑張れ!という感じ。

・・・

娘は他にもわからないことが多かった。

角度の計算は、直線が180度、直角が90度と言えるのに、

「直線マイナス50度は?」

と訊くと意味がわからなくなる。

「180度マイナス50度は?」

と訊くと普通に130度と答える。

要するに「線と角度」と「引き算」

の因果関係が脳の中で結びついていないのがわかる。

「直線の角度は?」

「直角の角度は?」

と即答できるようかためてから、

直線が2本クロスしていた場合の角度は

「180度マイナス設問に与えられている角度」

であることを手作りの問題を白い紙に書いて

バンバンくり返し、1秒で答えられるようにする。

「直線上なら180度からなんでも引けばいい」

と当たり前に脳にインプットする。

次に対角線上は同じ角度。

直線が並行であれば、交差する直線との角度は

すべて同じになると基本だけ叩き込む。

ペンで指しながら「これは何度?じゃあこっちは何度?」

としつこく戻りながら答えさせていく。

なんでもこんな方法で30分教えるだけで

本人の算数の見え方が変わるから面白い。

苦手意識が少しでも取れれば、

次回へのやる気につながる。

「ぱっと答えられた!」という体感が大事。

・・・

勉強はドリルの量に合わせてやらせるのではなく

わかっている問題とわかっていない問題を分けて

わからないところだけやればいい。

「どこを勉強するか」

ということはつまり、

「どこを勉強しないか」

の切り分けをするということ。

また、

「わかる部分が増える」

だけでなく、

「わからない部分が減る」

と脳は安心して学習意欲も上がる。

たくさんの種類の問題をやらせるより、

同じ問題をしつこく何回も繰り返して完璧にした方が、

あとで使えるようになる確率は高い。

わからない部分だけピンポイントで

クリアにしてあげればそのあと、

別の類似問題をやってみたら、

あっさり解けて本人ビックリ!なんてこともある。

できるだけ少ない学習時間の中で、

できた!という体感をいかに

増やすかがポイントですね。

・・・

算数が苦手な娘ですが、

私は全く悲観していなません。

なぜなら、

やる気さえ出せば、

娘には、私が話した話したことを

理解して試すことができる脳がある

ことを知っているからです。

あとは、

その問題に目を向けようという意志が弱く、

すぐに目をそらしたり、

いたずら書きを始めるのをどうするか?

それから、

一つ一つの問題を丁寧に進めずに、

適当に雰囲気でさっさとやる

適当さをどうするか?

・・・でもこれは、

私自身が小学生の頃、

先生から注意されていたことと同じ課題です(苦笑)。

そんな私も大人になって、

物事の進め方がだいぶわかるようになりました。

だから今すぐでなくても必要があれば、

解決できる力が誰にでもあることを知っています。

必要なときがくれば人の力で解決するでしょうし、

こなければ、できないままでいいのではないでしょうか。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「親が自分を信じている分だけ、子供を信じられる。」

子供の能力を信じる前に、

自分の能力を信じましょうね。

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