ちゃんと「一致」すれば靴下は買い忘れない

自宅に向かう駅を降りたとき、

ふと「何か」を忘れてるような気がして。

その場に立ち止まった。

数十秒間、

その「何か」がなんなのか

自分の中にまとわりつく違和感の

原因を突き止めようと試みたけれど、

結局、思い出すことができなかった。

仕方がないので違和感を引きずりながら

そのまま家に帰った。

・・・

私が好きな心理学者、明治大学の

諸富祥彦先生は著書の中で

傾聴の「一致」についてこう述べています。

一致とは・・・

(1)自分の心を空にして、そのスペースをクライエントに自由に漂ってもらいながら、クライエント自身の心の内側に立って心のヒダを丁寧に聴く

(2)カウンセラー自身の心の深いところで発せられてくる様々な声や心の動きを丁寧に意識を向けて耳を澄ませていく

この表現がとても好きです。

これを読んだら一致が何か

お分かりいただけるでしょうか???

パッと見ただけではよくわからない

という人もいるかもしれません。

でも、この2つの条件の共通点を知っているだけで、

傾聴への理解は大きく変わるはずです。

その共通点とは・・・。

どちらも「聴き手の心の感じ方次第」ということです。

こころの「ヒダ」はクライエントのものですが、

その「ヒダ」を感じ取るのはカウンセラーの方です。

カウンセラーが「ヒダがある」と思えばあるし、

ないと思えばないという世界です。

そして(2)はそのまま、

「カウンセラー自身の心の声を聴きましょう」

といっています。

つまり傾聴は、

「あなたの気持ちはなあに?」

と相手の気持ちを訪ねているようでいて、

実際に行っている行為は、

相手と触れ合う中から感じている

自分の心の声を聴き手自身が聴いているのです。

傾聴が上手な人(相手の気持ちがよくわかる人)は、

実は「自分の心の声を聴くのが上手な人」なんですね。

自分の内面に意識が向いている状態を

「一致」と呼びました。

意見が分かれるところでしょうが、

私自身は傾聴で一番大事なのは

この一致だと信じて疑いません。

相手をわかるにはまず自分からというわけですね。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「他人の気持ちはわからない。自分の気持ちをわかろう!」

・・・

帰宅してからだいぶ時間がたってから、

駅前のショッピングセンターで

靴下を買って帰るのを忘れていたことを

ようやく思い出しました。

まだまだ自分への傾聴が未熟ですね(笑)

(でも一致とは気づいた状態ではなく、内面に意識が向いている状態そのものを言うのですから、立ち止まれただけでよしとしましょう。)

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