「ごゆっくりどうぞ」は大切

ランチタイムに居酒屋が昼にやっている

ランチを食べに行きました。

とくに急ぐ用事もないので、

出されたお茶を飲みながら

スマホをいじって休憩をとっていた。

広い店内にもかかわらず、

表を切り盛りしている店員さんは

2名しかいない様子。

せわしく動き回っていた。

「2人でやりくるするのは大変そうだな」と思った。

すると、

ほどなくその2人のうちの1人の

店員さんが私のテーブルまできた。

とちょっと早口で

「食べ終わったものをさげてよろしいですか?」

と言い、

私がはいと答えたか答えないかくらいのタイミングで、

すでに食器たちがのったお盆は持ち上げられていた。

そして、

「ごゆっくりどうぞ」といった

店員さんの姿に目をやると、

「ごゆっくり」の「り」をいうときには、

すでに背中を向けて歩きだしていた。

・・・

傾聴では「共感」が大切といいます。

共感する方法については、

よく本にこう書かれています。

「共感は『あなたはそう思うのですね』と伝えましょう。」

これを見て、

そのまま言い方をまねしている人によく出会います。

でもなんの気持ちもないのに、

頭の知識から、

「あなたはそう思うのですね」

などと無機質にいわれたら、

気持ち悪くはないでしょうか?

「言い方」が傾聴なのではなく、

心が本当に相手の想いを受け取れた時に、

「私はこう思う」ではなくて、

「あなたはそう思う」

とそのままを表現されてはじめて意味があるのです。

言い方だけマネしても、

伝わるのは本心。

心がない言葉は宙に浮きます。

心にもないことを言えば、

「心にありません」

がちゃんと伝わるしかありません。

そういう人に必要なのは、

言い方の練習よりも、

自分の気持ちの取り扱い方の練習。

人は自分の気持ちをないがしろにしながら、

誰かのために頑張り続けることなど

できないのだから。

それをすればするほど、

自分との関係も、他人との関係も

結局、関係を悪くするだけなのだから。

人への親切より、

自分への親切を考えた方がいい。

店員さん・・・

「ごゆっくりどうぞ」

私はそう心の中でつぶやいて

席をあとにした。

<お知らせ>

知識とスキルだけ練習しても
聞き上手にはなれません。
自分を大切にする方法を知ってはじめて、
知識とスキルが使いこなせるようになります。

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