伝わっていても相手は変わらないことがある

娘は連絡用に「子ども携帯」をもっています。

自由に誰にでも電話はできなくて、

登録してある人とだけワンプッシュで

電話がかけれられるやつです。

通話できる相手も限定されるのですが、

メールで送れる文章もあらかじめ登録してある

「いまどこにいますか?」

「はい、わかりました」

など定型の文章しか送ることができないので、

これだけだと娘は伝えたいことを

十分に伝えられないため、

電話、メールとあわせて

「音声メッセージ」を多用します。

「帰りにお菓子買ってきてね!」

など、

文字に打たなくても声を録音して送れる機能です。

こちらからの返事はメールで送り返すのですが、

結構複雑な内容(注文?)が送られてくるので、

返信の文章は漢字を多用します。

以前はひらがなばかりにしていましたが、

小学4年生にもなると

どの漢字がわかりどの漢字がわからないのか

自体がわからないので、

「わからなければ勉強になるだろう」

と、割り切って大人に送るのと同じ

漢字を使ったメールを送るようになりました。

たまにあとから娘に

「どう読めた?」と確認すると

「だいたいわかったから大丈夫」

というので、

まあそれでいいのかなと思っている次第であります。

・・・

大人に対して話すときも

「言ってもどうせ伝わらないよな・・・」

とあきらめたくなることはないでしょうか???

たとえば、

夜、塾がおわってからも友達と遊んでいて

なかなか帰ってこない子供に

「早く帰ってきなさい!」

と何度言ってもいうことを聞いてもらえなかったり。

遅刻が多い社員に遅刻しないよう

何度も注意していても行動が改善しなかったり…。

相手が期待通りに受け止めてくれないと

伝えるのがだんだんばからしくなったり

私もします。

そんな私が娘にメールを送りながらふと思ったのは、

伝わったあとどうなるかという

『結果』にこだわるとつらくなる

ということであります。

もちろんせっかく伝えるからには、

伝わってほしいと思うわけではありますが、

子どものころは警察沙汰になるような迷惑を

親にかけていた子供が大きくなって

あの時親に感謝いしていた・・・なんて話も

ときどきテレビで見ますよね。

思うに、

「伝わっていても期待通りの行動はしてくれない」

ということもあるのではないかなと。

「伝わる」ということと「相手が変わる」ということは

まったく別のことではないかと思うのです。

ならば、

相手の行動が変わらなくても、

こちらの思いは伝え続けるというのは

ありなのではないでしょうか。

その時にさきどいった

「期待する結果」の方に意識をとられて

めげていうのをやめてしまうと

せっかく今まで言いつづけていて

伝わっていたものまで、

伝わらなくなってしまうのではないでしょうか。

結果は変わらなくても

想いは伝え続けたほうが良いのではないでしょうか。

ただし

言葉にとげが出ないよう

相手が受け取りやすくなるような、

伝え方な工夫は必要ですね。

相手を攻撃、コントロール、烙印を押すような発言、

例えば、

「(あなたは)こうすべきだ」

「これをやらないと(あなたは)失敗する」

「普通やるのになんで(あなたは)やらないの?」

「(あなたは)悪いことをする子だね」

これは伝われば伝わるほどかえって

反発を生むだけではないでしょうか。

つたえるのは相手が行動、考えを

どう変えるべきかではなく、

自分の思いです。

「帰りが遅いと事件に巻き込まれているのではないと思い(私は)心配だよ。」

「帰る予定の時間だけでも連絡もらえると(私は)安心なんだけど、どう?」

前者はユアメッセージといい、

後者はアイメッセージといいます。

(ご存知の方も多いでしょう)

アイメッセージで思いを伝えましょう。

ポイントは、

いくら「私は~」という言い方をしても、

「ワ・タ・シ・は、あなたは連絡をすべきだと思うけど」

「ワ・タ・シ・は、別にそれでいいけど、あなたは本当にそれでいいの?」

「ワ・タ・シ・がいやだといってるんだから、何かすべきでしょう」

などのように、

自分の希望をただ伝えるだけだったり、

感情的には相手を攻撃していて言葉尻だけ

「私は~」といってもダメですね。

「~すると」+「~になるのではないかと」+「~心配で」

のように

行動+起こり得る影響+自分の感情

に3つをできるだけ含めて伝えてみてはどうでしょうか。

1.「~すると」・・・行動

2.「~になるのではないかと」・・・起こり得る影響

3.「~心配で」・・・自分の感情

「私が私が」と自己主張が強すぎたり、

相手の考えや行動を変えようとする発言が入ると

一気に言葉にトゲがでます。

まずは、

(1)行動は変わらなくても伝わっているので伝えることはあきらめない。

(2)伝えるときは自分の感情をアイメッセージで伝える。

そして最後にもう一つ。

(3)たとえ伝わっていなくても、相手基準ではなく
   「思いを伝えた」という事実でよしとする。

「他人は変えられない」と知りつつも、

つい変えたくなるのが人ですから、

自分の意識を置く場所を

「相手の行動の変化や結果」
  ↓
「自分の意識の置きどころ」

に変わると相手は変わらなくても

自分の心にかかるストレスは

少し軽くなるかもしれませんね。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「伝わらなくても、伝えただけでまずはよし!」

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