おせっかいは親切の顔をしてやってくる

「うちの子はどうしたら感情が豊かになるのでしょうか?」

あるお母さんから相談されました。

しばらくその子と話をして、

確かに感情表現がしにくい子だろう感じました。

でもそれ以上に気づいたことは、

今まさに相談をしているお母さん自身が、

子供と同じかそれ以上に

感情表現が苦手な方だったのです。

いくつかのやりとりのあと、

私が感じたそのことを丁寧に

正直にお母さんに伝えました。

するとお母さんは確か自分もそうだと納得しました。

子供のことを気にする前に、

自分の感情を豊かにすることをされてはどうかと

一つの方法をお勧めしました。

お母さんはその提案にも納得し、

そのあと付け加えていいました。

「私の感情が豊かになれば、子供も感情が豊かになるでしょうか?」

私は正直に答えました。

「それは子供が決めることなのでわかりません。子供を変えるために変わるのではなく、自分が楽になるために変わりたければ変わるというだけのことなのです。」

そう伝えるとお母さんは、

ちょっと物足りない顔をしました。

・・・

人は面白いもので、

自分の中に足りないものを感じていると

身近な人の同じ欠点を埋めることで、

自分の心に空いた穴を埋めようとするところがあります。

自分では自分を変えきれないので

他人に問題を投影して自分の欠点を

保証(補償)してもらおうというわけです。

そのときに、

結局、人のためといっても、

大きな意味では自分の為なのだから、

初めから素直に「自分の為です」と言ってしまったほうが

潔いのではないでしょうか。

”おせっかいは、親切の顔をしてやってくる”

…でしょうか?

「過去と他人は変えられない」とみんな知っているのに

「あなたの為を思って」という言葉を使うと

なぜか他人へのコントロールが正当化されて

逆に賛美されたりするのは不思議なことです。

人の為と書いて「偽(いつわり)」と読むのには、

調べたわけではありませんが

きっと意味があることのように思えてきます。

他人を変えたいと思った時こそ

満たされて自分に気づき、

自分のための行動を起こす絶好のチャンスです。

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