わすれたい記憶はどうすればよいか?

まだ小学校に上がる前、5歳くらいのとき。

母に連れられて歯医者さんに向かっていたときのこと。

駅から歯医者に向かう道の路肩に生えていた雑草を

なぜか私はむしって「食べた」のでした。

詳しく覚えていないのですが、

当時やっていたアニメ、ポパイを見て

「草を食べたら強くなる!」

と思っていたような気がします(笑)。

路肩の草を食べた瞬間に、

母からひどく怒られまして。

(あたりまえですね)

当時は、

「なぜ草を食べてはいけないのか?」

わからなかったのですが、

叱られてひどく傷ついたわけでもないにもかかわらず

あれから35年たったいまもなぜか記憶に残っています。

いい思い出でも、悪い思い出でもなくても、

何か強いインパクトがあったのでしょうね。

・・・

話は変わりますが、

アルベールビルオリンピックで銅メダルをとった

スピードスケートの橋本聖子選手の

知人から直接聞いた話です。

テレビで見ているだけの私たちにはわからないことですが、

橋本選手は選手時代に呼吸系の不調があり、

アスリートとしては大きな負担を抱えながら

選手生活を送っていたのだそうです。

当初はその不調を治そうと必死だったそうですが、

それが完全には治らないとわかった時に、

「欠点に立ち向かい克服しよう」

とするのはやめて、

「そのハンデとともに生きよう」

と考え方を変えたのだそうです。

そこからうまくいきだしたのだとか。

・・・

カウンセラーや記憶の講師をしていると

ときどき

「過去の記憶消したい」

と尋ねられることがあります。

世の中には過去の記憶を消すとうたっている

カウンセリングのようなものもあるそうですが、

私の知る範囲では、

記憶そのものを操作的に消すことは

できないのではないかと思います。

消そうとすると余計に思い出して

気になったりする・・・。

そんな経験をした経験がある人もきっと多いでしょう。

悪い記憶をなくすことはできなくても

「そのことがある程度気にならない」

状態になることは可能ではないかと思うのです。

実際PTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療も、

心的外傷につながった記憶そのものを消すよりは、

慣れるためのエクスポージャー法や、

その出来事に対するとらえ方を変えていく

認知行動的なアプローチが一般的です。

過去に体験的に身につけた自分を脅かす悪い記憶は

「減らそう」「なくそう」

とマイナスしようとうするのではなく、

そのことを覚えていても、

いまの生活にプラスの考え方・意識を増やすことで、

相対的に悪い記憶が持つ意味が変わります。

「問題が気になって生きられない」

と思っている状態から、

「問題を抱えながらも生きられる」

状態になります。

そうはいっても、

人それぞれつらい経験の重さはちがいますし、

かんたんになれるというわけにもいきませんが、

悪い記憶はなくそうとするよりは、

現実的な方法です。

「悪いものを減らすより、いいものを足す。」

これがよい人生を送るコツですね。

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