雨がしのげる傘

Aさんの家にBさん遊びに来ていた。

途中で予期せぬ雨が降ってきた。

Bさんは傘を持っていなかったことに気付き、

どこか近くで売っていないかとAさんに尋ねた。

Aさんは教えてあげた。

「家を出てまっすぐ行って、最初の十字路を右折した
 らすぐに知り合いのCさんがやっている
 知り合いのコンビニというコンビニがあるよ」

Aさんから傘を借りて、

Bさんは言われた通り家を出てまっすぐ歩き始めようとした。

すると、

教わった通り玄関を出てまっすぐ歩き始めようとした瞬間、

ふと横に目をやると、

Aさんに教えてもらったのとは違う方向だけれど

真っすぐではなく右に50メートルほど行ったところに

別のコンビニがあるのをみつけた。

土地勘がないBさんは、

もしかしたらAさんはこのコンビニのことを

Aさんは言いたかったのかもしれないと想像し、

傘さえ買えればいいと思ってみつけたそのコンビニに行き

傘を無事手に入れてAさん宅に帰った。

家に帰るとBさんは、

おかげで傘が買えたとお礼を言った。

Aさんは聞いた。

「私の知り合いのコンビニは無事にみつかった?」

Bさんは答えた。

「いや、知り合いのコンビニかわからなかったけれど、
 右に行った近くにコンビニがあったのでそこで買えた」

するとAさんは少し慌てた顔で電話をかけかじめた。

知り合いのコンビニのオーナーであり知人のCさんに、

今からBさんという人が傘を買いに行くので

傘をとっておいて欲しいとお願いしてあったらしく、

もしかしたら別のコンビニに

行ってしまったらしいことを伝えた。

するとCさんはやはり、

「自分の店には買いに来ていない」

といい、

Bさんが買った店のレシートからお店を割り出して、

そこにCさん自からそのお店に電話をして店員さんにこういった。

「私の知人の友人が、うちで買うはずだった傘を、
 間違えてお宅の店で買ったらしい。
 その売り上げはうちに入るはずのものだったので
 売り上げたお金を私の銀行口座に振り込んで欲しい。
 傘はまだ使っていないので、私が傘を回収して返品しに行きます。」

・・・

Bさんが欲しかった雨がしのげる傘はすでに手に入っている。

なのにCさんはなぜ返品してまで売り上げを

自分の店に立てようとしたのだろうか?

Bさんの目的を達成できたことを

一緒に喜ぶことはできなかったのだろうか?

Cさんは、Aさんと Bさんにとって

本当によい隣人なのだろうか?

目先の利益を追いかけて、

もっと大切なものをなくしている人、

もったいないですね。

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