「わからない」から聴く

だいぶ昔のことですが、

記憶術を受けにきた中学生の男の子がいました。

勝手に、きっと親御さんから行けと

いわれて来たのかなと思ったら、

どうしても学校の成績をもっとよくしたいと

本人が熱望してきたというのです。

熱心な子だなと感心したものの、

この子の気持ちがまったくわかりませんでした。

実は私も中学生のころ

塾だの夏期講習だのによく行きました。

でもその時行った理由は、

勉強ができるようになりたいのではなく、

塾で友達と遊びたい。

家の外で夜更かしをしたい。

そういう不純な動機しかありませんでした(笑)。

だから、

成績を上げたいと熱望してきた彼の気持ちが

まったくわかりませんでした。

でもだから彼の話をきいとき、

「世の中にはいろんな人がいて面白いなぁ」

と、関心をよせながら聴けたのです。

・・・

傾聴というのは相手をわかろうすることだからといって

自分の似た経験と照らし合わせてみて

「わかるよ、あなたの気持ち」

という人がいます。

経験した事柄が同じでも、

本当に相手の気持ちとしてわかるわけがありません。

話を聞いたからには何か賛同して見せなければいけないと

「ねば思考」にとらわれて、

わかったふりをして見せる人もいます。

「わからなきゃ」とか「わかった」

と、思ったら、

人の話は聴けません。

わからないから聴くのです。

わかるはずなのどないのですから、

わかったふりをせず、

わからないことを認め、

ただ

「わかろう」という姿勢が持てれば

それで十分です。

ただ「わかろう」にもいろいろあるので、

傾聴的な『わかろう』の姿勢(=共感的理解)

が少し身に着くと、

相手の気持ちはわからなくても、

そのまま受け止めやすくなります。

「わかる」「わからない」

と、いう言葉がたくさん出てきましたが、

私が伝えたいことを

わかっていただけたでしょうか?

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