ゆるせば紅茶は、おいしく飲める

入れたての紅茶を飲みながら、ふと考えた。

「人間力は、間違ったときにこそ、真価を発揮する」と。

・・・

待ち合わせの時間より、30分早く着いてしまった。

立ったまま待つには長いので、喫茶店に入った。

コーヒー好きの私だが、なぜかその気分ではない。

めずらしく紅茶をたのむことにした。

喫茶店で、紅茶を効率よく注文するにはコツがある。

「紅茶ください。」

と言えば、必ず

「ホットですか?アイスですか?」

と訊きなおされる。

だから、はじめからこういった。

「ホットティー、Sサイズ。ストレートで」。

レモンやミルクは必要なかった。

これが最も効率的な紅茶の頼み方だ。

すると、

オーダーを受けた店員から、

復唱が返ってきた。

「ブレンドコーヒー、Sサイズですね。」

私は言い直した。

「いや、ホットティー」

店員はあわてて訂正した。

「あ、失礼しました。レモンかミルクつけますか?」

画策した効率的な注文法は、すでに崩壊していた。

「ストレートで・・・」

少し面倒くさいと思いながら、言い直した。

支払いをすませ、出てくるはずの

紅茶を待ちながら反省した。

滑舌が悪かったのか?

それとも、

ガラガラの店内だったから、

店員の方に声をかけられる

心の準備ができてないタイミングで

たまたま話しかけてしまっただけなのか?

やっぱり自分は悪くない。

一瞬、店員に対して

「傾聴講座、受けたら?」と思ったが、

それもちがうと、言葉を飲み込んだ。

・・・

いつだって、だれだって

言ったことは、一回で理解して欲しい。

でも、人は聞き逃しもするし、

文脈の理解の勘違いもする。

一発でわかろうとか、わからせようとすると、

人間関係に緊張が走るのも知っている。

そうか、もしかしたら大事なのは、

一発で理解できることよりも、

やりとりしたら理解しあえる関係なのかもしれない、と思った。

そしていままさに、ここで起きたことは、

間違ってもやり直し、

最後にはわかり合うことができた。

きっとこれでよかったのだ。

失敗に思えた出来事は、

一瞬にして、むしろ成功に思えてきた。

席につき、運んできた紅茶を飲みながら思った。

人間力は、間違ったときにこそ、真価を発揮する、なと。

そう思いながら飲む紅茶は、

店員に腹を立てながら飲む紅茶よりは、

心なしおいしく感じた。

許すとは、自分のためにもなるものだ。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「間違っても許される人間関係がいい」

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